※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。 3
岬と約束通りに一緒に風呂に入った。 「うちはちょっと段差あるから、一人だと危ないし」 優しく笑って、頭を洗ってくれる。本当に子供な訳ではないんだから、頭ぐらい一人で洗えるのだが、そんなに構って来る岬は珍しくて、借り物のような自分の身体に苛立つ。
「どうして、そんなに嬉しそうなんだ?」 同じ布団に潜り込む。いつもなら狭いからと二組敷く布団も、今日は一組で収まる。
食事の時も、箸が長いだろうから、と岬はスプーンとフォークを出してくれた。俺は子供の頃から兄貴達の大人用の箸が羨ましかった位で、結局借りた割り箸を使ったのだが。
つい聞いた俺に、岬は少し色付いて見える頬を擦りながら微笑む。 「若林くんは何でもできるし、僕が助けてあげられることなんて珍しいから」 話している内に、どんどん赤くなる岬に、俺まで釣られて赤くなる。普段はおくびにも出さないくせに、そんな本音が隠れているなんて、やっぱり可愛いのは岬の方だ。 「岬、俺やっぱりお前のこと好きだ」 体が小さい分、鼓動もいっそう早くなっているように思う。思わず寝返りを打つと、岬は俺を見つめていた。 「若林くん」 額に唇が当てられる。見上げると岬は微笑んでいた。抱きしめられた胸の中で、岬の鼓動を感じる。こんなにくっついていても、嬉しいだけしかない子供の体を呪いながらも、こうして誰かに抱きしめられるのは安心する。俺は幸せな気分でいつしか眠りについた。
(つづく)
拍手ありがとうございます。 何となく思いついたままに書いています。 でも楽しそうなのでOK。
以下、拍手お礼 あまね様、いつもありがとうございます。 小学1年生の若林くん、絶対可愛いですよね。きっとほっぺたもふんわりで、腕や足はムチムチしていそう。 岬くんに思い切り堪能してほしいと思います。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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