※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意下さい。今回は特に。警告はしました。でも期待はしないように。もちろん生ぬるいです。 5
華奢な肢体は、思っていた以上に細くしなやかで、同じスポーツをしている男とは思えない。想像していた以上に甘い体を抱きしめ、手触りの良い肌をまさぐり、徐々に熱をともしていく。岬のまっすぐなサッカーのプレーよりも、なお体は素直で、よく反応した。 「気持ち良いか?」 「・・・分からない・・・よ」 震える身体を解きほぐし、絹のような肌に、俺を刻んでいく。刻印を残すことはさすがに慎んだものの、岬を指で確かめていった。触れる度に、罪悪感が募る。だが、俺は自分が思っていた以上に飢えていた。 最初は触れるだけのつもりだった。自分の飢えを満たすために、軽く触れるだけのはずだった。 「あ・・だ、めっ」 敏感な部分に触れられるだけで、岬は息を荒げ、声を押し殺そうとする。羞恥心は残っているらしく、顔を真っ赤にして抗う。堪え切れない声が囁きのように漏れた時、俺は自分を見失った。 「恥ずかしい?」 「うん・・・」 「じゃあ、何も考えられないようにしてやる」 快楽に対しても、真っ白な岬は、赤子同然だった。時々顔を覆うような仕草をする度、口を塞ごうとする度に手を押さえつけた。俺の獣は、きれいな体の隅々まで味わい、汚した。
充足はした。飢えは満たされたものの、ゆっくりと後悔はやってくる。 「若林くん」 何となく眠れずに寝顔を見ていると、岬が身じろぎした。 「まだ寝ていても良いぞ」 「ん、大丈夫」 動こうとする岬を、ゆっくりと抱きしめた。してしまったことは取り返しがつかない。せめて、優しく、騙し続けるしかない。 「前から、した後は辛そうにしてたからな・・・もう少し休んでろ」 もちろん真実ではない。今の岬の様子から察したことだった。岬は安心したように力を抜き、俺の体に寄りかかる。随分時間をかけたつもりだったが、思った通り初めてだったようだ。 「若林くん」 岬が腕の中でごそごそと動き、俺の顔を見上げる。 「君の言った通りだね」 微笑む岬に、聞き返さずにはいられなかった。 「何が?」 「若林くんと僕が付き合っているってこと。・・・全然怖くなかったから」 無垢な笑顔に、また良心が痛んだ。俺は岬の恋人でも何でもなくて、むしろ振られた男だ。それなのに、岬の記憶がないのを良いことに、恣に犯した。 「もう少し寝てろ」 「うん」 腕の中の岬を寝かしつけながら、俺は寝付けそうになかった。
(つづく)
拍手ありがとうございます。 うっかり仮眠していました。休みはあっという間です。 相変わらずの引っ越し貧乏ですが、片付けも終わりきらず、休みのたびにちょこちょこ整理をしています。 やっと、やっと、無印原作発見。やっと安心して萌えることができます。 ここしばらく書いたものは・・・ねつ造になっていないか、これからチェックします。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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