※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。
お題をノラ様の確かに恋だったさまよりお借りしたテーマ短編「切ない恋」 まるで、甘いお菓子のように、際限なく与えられる言葉に、嬉しい反面不安が沸く。 「好きだ」 「好き」 優しい囁きの響きは軽くて、少しだけ後悔が沸き上がる。
本当に?
いちいち聞き返したくなる気持ちに封をして、若林くんを見つめる。
告白は若林くんからだった。確かに、僕も好きで・・・むしろ、僕の方が好きで、好きだと言う若林くんを拒めなかった。それで恋人になったけれど、やっぱり怖い気持ちも残る。
「どうした?」 じっと見つめる僕に気付いて、若林くんが尋ねて来る。 男らしい顔、精悍なあごのライン。僕を軽々と閉じ込める、逞しい腕。訝しそうに向けられる眼差しに見つめ返されて、すぐには声がでなかった。 若林くんには、今まで付き合った人がいたに違いない。それじゃあ、きっと僕と付き合うのはつまらない。それでも、少しでも一緒にいたいから。 「何でもないよ」 心の中の綾を隠して笑ってみせる。
本気になったら負け。分かっていても、引き返せそうになかった。
(つづく)
拍手ありがとうございます。 今日久しぶりに原作読んで、若林くんのかっこよさにくらくらしました。サッカーをしている話書こう・・・そのうち・・・。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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