※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。
お題をノラ様の確かに恋だったさまよりお借りしたテーマ短編「切ない恋」 学校の休みを利用して、若林くんの家に泊まりに行くことになった。
明日は早く起きないといけないのに、なかなか眠れない。仕方なく横になる。
僕は横になっていた。眠る僕を見守っていると、ガラスを叩く音がした。 「 」 ガラスの向こうから拳をぶつけ、叩いているのは若林くんだった。 「 」 声は聞こえないけど、何か叫んでいるのは分かった。
起きないと!
僕は眠る僕を起こそうとするけど、どうすることもできない。 若林くんの必死の形相に、僕は眠る僕に向かって叫ぶ。
「早く気づいて!」
そこで目が覚めた。夢の残照のような激しい動悸に、胸を衝かれる。
気づいて欲しいのは、僕なのか若林くんなのか。
明日、会うのは楽しみなはずなのに、不安と緊張も増して、一層眠れなくなった。
(つづく)
拍手ありがとうございました。 新年ボケで更新忘れるところでした。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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