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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
三人(2)
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。


「ねえ」
キスから解放された岬は、甘い息をついて、俺を見た。
「何だ?」
上気した頬に、濡れた唇。優しい顔立ちには昔の面影を残す岬だけに、思わぬ色気に驚く。この薄幕を剥ぎ取ったら、もっと甘そうで。
「そう言う若林くんは?僕のこと、好き?」
こんなことを聞かれて、正気でいられる訳がない。岬の腕を引っ張って、強く抱き寄せた。
「俺はお前のこと好きだぞ。言ってなかったか?」
「・・・聞いてない
少し拗ねたような口調とは裏腹に、岬は俺の裾を掴む。
「じゃあ・・・良いよ」
体と共に預けられた言葉は甘くて、やられた。
 目を閉じた岬は、まるで餌をねだる雛のように見えた。細い顔を両手で固定して啄む。
 許されたキスは心なしか、さっき奪ったそれよりも甘く、たかがキスとは思えない程、心に響いた。
「今のが岬との初めてのキスってことにして良いか?」
「良いよ」
指先が触れるだけで、想いが通じ合う。見つめ合う度に気持ちが加速した。絡み合う吐息に、理性も溶けた。
 シャツの上から撫でる手を、岬は拒まなかった。膝の上に座らせて、足に触れた時には、肩を震わせたが。
「いやか?」
岬の柔らかい髪を掻き分け、耳元に唇をよせて、囁く。
「やめてって言ったら、やめてくれるの?」
くすぐったそうな顔で、岬は俺を見つめている。
「やめたくない」
恋人同士の触れ合いがこんなに良いものだとは思わなかった。渇き過ぎれば、渇いていることすら気づかずに、一旦得てしまえば、終わりのない渇きとなるように、満たされない渇きが全身で疼く。
「・・・もう、若林くんってば」
いつもに増して優しい岬の微笑みを、イエスと受け取った。白い首筋に顔を埋めて、岬を抱きしめた。

(つづく)

拍手ありがとうございます。
うちは全年齢対象なので(おそらく大人しかいないとは思いますが・・・)こういう描写はここまでです。
明日は突然合宿風景です。期待された方が万が一いらっしゃったら、すみません。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


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