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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
北風と太陽(1)
※二次創作です。苦手な方はご注意下さい。

引き続き中学生編で同じような話を。

「そうだよな」
「岬ってクールな奴だもんな」
南葛中の連中はいっせいに口を揃える。いつもなら岬の話題に一番に乗ってくる翼が、後ろで黙りこくっているのが気にかかった。
全国大会で顔を合わせた時に、聞かれた。
「松山、岬から連絡をもらったことがあるか」
「ないぜ。だから、小学校の時にそっちのチームにいるから驚いたもんな」
そう答えたら、返ってきた言葉。

 不思議に思って、事情を尋ねると、岬は今フランスにいて、西ドイツの若林に会いに行った、と言う。
「フランスと西ドイツって隣だよな、確か」
地理で習った。こう見えても俺は地理は得意だったりする。フランスは農業国で、穏やかな気候の国。
「隣って行っても、結構な距離だぜ。パリとハングルク間は800km以上ある」
井沢の言葉に、他の連中が感心している。この面子の中で井沢は断然勉強ができそうに見える。
「800kmっていうと、静岡からだと秋田まで行けるんだ」
森崎はいかにもそういうことに詳しそうだ。電車も好きらしいし。北海道のこともよく知っていることだろう。俺は静岡といえば、お茶、みかん、楽器、バイク、富士山くらいだけど。特に最後の富士山、なんて岬の影響以外の何物でもない。
「へえ・・・」
そう言われると、説得力がある。俺だってわざわざ立花兄弟に会いには行かない。
「岬らしくないよな、って話してたんだよ」

(つづく)

拍手ありがとうございました。
また同じような話、の今日はプロローグです。
800km、わざわざネットで調べましたとも。不眠不休で歩いて7日間。
もっと近いと思っていたので、予想外でした。

アニパロコミックスの単行本で浪花愛さんの『ういんぐすふぃーるど』というのが
ありました。雑誌掲載作よりも同人誌作品の方が多い作品集で、
2巻にはお風呂事情の悪いフランスに住んでいる岬くんが
西ドイツの若林くんの家にわざわざお風呂に入りに来る話がありました。
一緒に入浴、でもないのですが、いやもう、ドキドキしましたとも。
会いに来た岬くんの気持ち、と嬉しい若林くんの気持ち、に。
その時から、遠いという印象だけはあったのですが、ここまで遠いとは。
これ調べただけでも源岬魂に火がつきました!
明日から頑張りますっ!

from past log<2008.11.20>
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


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