※二次創作です。女性向表現を含みますので、苦手な方はご注意下さい。
昨日の続きです。最終回。 5.202号室 202号室は暴風雨だった。 松山と翼の部屋、202号室のドアはいきなり蹴破られ、二人が驚く中、岬の腕を掴んだ若林が殴りこんできたのである。 「な、なんだ!?」 驚きはするものの、二人は反応も早いサッカー選手である。憤然と立ち上がり、戸口に立つ若林に向き合う。 「何するんだよ!」 「それはこっちの台詞だ」 仁王立ちの若林に、松山は壊れたドアを指差した。 「お前ら、岬を呼び出して、どういうつもりだ」 「はあ!?」 扉を壊して、平然どころかふんぞりかえっている若林の言葉に、松山と翼は顔を見合わせた。 「ミーティングだよ」 「DFとMFの連携プレーの練習の前に、少し相談するつもりだったんだ」 「だって、早田からお前らが岬を狙ってるって聞いたんだぜ」 早田、の言葉に翼と松山の二人は朝の出来事を思い出した。確かに、岬は可愛い、が。 「え?何それ?」 若林に腕を掴まれている岬はきょとんとしている。合宿所までは私服で来るため、こざっぱりした服装で、ジャージ姿が制服と化している男所帯では目の保養である。 「確かに俺達は、岬は可愛いって言ったけど」 松山は明らかに動揺しながら、反論した。狙っているとは言っていない。 「俺も。でも、若林くんにドアを壊されることはないよ」 翼の正論に、若林は口をへの字に曲げた。 「岬は俺のだから、仕方がないだろう」 態度大きく胸を張る若林に、松山と翼は目を白黒させた。そして、岬は更に驚いた様子で、じたばたした。これ以上放っておくと、昨夜は一緒にいたとか、朝は目覚めのキスをしたとか、そんなことを暴露されかねない。 「もうっ、何恥ずかしいこと言ってんだよ!」 全日本の誇る11番の脚力は伊達ではなかった。腹を蹴られて蹲った若林に、駆けつけてきた三杉は宣告した。 「若林くん、明日の当番よろしくね」
6.201号室 201号室は静寂に包まれていた。 反町が日向と若島津に連行された後も、若林が隣に殴りこみをかけた騒動も関係なく、井沢は昨夜の夜更かしが祟って、熟睡していたのであった。
(終わり)
アホな話ですみません。 次の日の食事当番は若林くんです。もちろん、エプロンは付けてもらいます。
冒頭の質問は『アンティーク』より。 以前男友達に聞いたところ、女に決まっている、とのことでした。 理由を尋ねたら、高校生の頃、はげのおっさんに○○○される夢を見たらしい。 今まで聞いた中で一番の悪夢だと思いました。ごめんね、古傷をえぐって。 (でも、ちょっと面白いので書いてしまいました)
拍手ありがとうございました。 明日からも合宿話をします。
from past log<2008.11.19>
スポンサーサイト
テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
|