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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
よくある風景(5)
※二次創作です。女性向表現を含みますので、苦手な方はご注意下さい。

昨日の続きです。最終回。

5.202号室
 202号室は暴風雨だった。
 松山と翼の部屋、202号室のドアはいきなり蹴破られ、二人が驚く中、岬の腕を掴んだ若林が殴りこんできたのである。
「な、なんだ!?」
驚きはするものの、二人は反応も早いサッカー選手である。憤然と立ち上がり、戸口に立つ若林に向き合う。
「何するんだよ!」
「それはこっちの台詞だ」
仁王立ちの若林に、松山は壊れたドアを指差した。
「お前ら、岬を呼び出して、どういうつもりだ」
「はあ!?」
扉を壊して、平然どころかふんぞりかえっている若林の言葉に、松山と翼は顔を見合わせた。
「ミーティングだよ」
「DFとMFの連携プレーの練習の前に、少し相談するつもりだったんだ」
「だって、早田からお前らが岬を狙ってるって聞いたんだぜ」
早田、の言葉に翼と松山の二人は朝の出来事を思い出した。確かに、岬は可愛い、が。
「え?何それ?」
若林に腕を掴まれている岬はきょとんとしている。合宿所までは私服で来るため、こざっぱりした服装で、ジャージ姿が制服と化している男所帯では目の保養である。
「確かに俺達は、岬は可愛いって言ったけど」
松山は明らかに動揺しながら、反論した。狙っているとは言っていない。
「俺も。でも、若林くんにドアを壊されることはないよ」
翼の正論に、若林は口をへの字に曲げた。
「岬は俺のだから、仕方がないだろう」
態度大きく胸を張る若林に、松山と翼は目を白黒させた。そして、岬は更に驚いた様子で、じたばたした。これ以上放っておくと、昨夜は一緒にいたとか、朝は目覚めのキスをしたとか、そんなことを暴露されかねない。
「もうっ、何恥ずかしいこと言ってんだよ!」
全日本の誇る11番の脚力は伊達ではなかった。腹を蹴られて蹲った若林に、駆けつけてきた三杉は宣告した。
「若林くん、明日の当番よろしくね」

6.201号室
 201号室は静寂に包まれていた。
 反町が日向と若島津に連行された後も、若林が隣に殴りこみをかけた騒動も関係なく、井沢は昨夜の夜更かしが祟って、熟睡していたのであった。

(終わり)

アホな話ですみません。
次の日の食事当番は若林くんです。もちろん、エプロンは付けてもらいます。

冒頭の質問は『アンティーク』より。
以前男友達に聞いたところ、女に決まっている、とのことでした。
理由を尋ねたら、高校生の頃、はげのおっさんに○○○される夢を見たらしい。
今まで聞いた中で一番の悪夢だと思いました。ごめんね、古傷をえぐって。
(でも、ちょっと面白いので書いてしまいました)

拍手ありがとうございました。
明日からも合宿話をします。

from past log<2008.11.19>
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


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