※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。 続きです。 2
視線の先で、岬は一つあくびをした。目元がけだるそうなのは、眠いらしい…よく眠っていないのだと見当がついた。来た時の顔色も芳しくはなかった。 「岬、少し寝て来い」 奥の部屋を指すと、岬は唇を笑みの形に綻ばせる。 「どうしてって聞かないんだね」 「生憎お前に口を割らせる自信はない」 軽くいなして、追いやろうとするが、岬はその場で頬杖をついた。本当は聞いて欲しいようにも見えるが、君子危うきに近寄らず、火中の栗を拾うのは、俺の主義ではない。 「じゃあ一つだけ。どうしてここを選んだ?」 岬は少しだけ表情を和らげた。 「若島津を見込んでだよ」 若林は、松山にも連絡を入れたらしく、必死の電話がかかって来た。日向さんには連絡しなかったらしい。あの人も嘘が下手だから。 確かに、あっちでは大変だろう。岬らしい判断だ。 「南葛方面は監視が入ってるみたいだし・・・」 言い終わらぬ内に、岬の体が揺れる。静かな寝息ではあるが、こんな姿を見たら、動揺する人間も少なくはない。 「とりあえず、寝てろ」 上着を肩にかけて、自販機に向かった。
(つづく)
拍手ありがとうございます。 眠いです。今日こそ早く寝ます。
以下、拍手お礼: あまね様、いつもありがとうございます。 よく考えると、小次&岬よりも健&岬の方が書いているんですよ、不思議なことに。 またこの二人が書けて嬉しいです♪
まひまひ様、いつもありがとうございます。 どうして家を出ても来たのか…相変わらず昔風源岬を目指す私ですので、コテコテの展開にしかならないと思います。すみません。
拍手のみの方もありがとうございます。励みになります。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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