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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
家出(1)
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。
続きます。



「それで、一応聞くが、お前の所には行っていないんだな」
「ああ。・・・それで、お前は何をしたんだ?愛想尽かされたのか?」
「・・・若島津、岬から連絡があったら知らせてくれ」
そう言って電話は切れた。
「だとさ」
「ありがとう、若島津」
普段の30%程にこやかに岬が言う。
 中性的で、とてもサッカー選手には見えない華奢な身体と、整った顔立ち。清潔感を漂わせる、優しい笑顔の持ち主。
 それが、岬という奴の外見上の特徴だ。
 その外見に似合わず、中身が強くて激しくて強かなのは、よく知っている。そんな長年の付き合いの俺でも、岬は時々ドキッとさせるような表情を見せる。

「若島津、しばらく匿って」
岬が訪れて来たのは、シーズンオフの若堂流合宿だった。
「岬、どうかしたのか?」
小学生時代からの友人とはいえ、共有した時間は本当に少ない。それでも、大会の度に会う、ユース合宿ともなれば、何日も顔を合わせる。なまじの同級生よりは付き合いもあるし、よく知っている。

 恋人のことも。

 岬は小学生時代からかなりもてた。女子だけでなく、憎からず思う男子も多かった。あの日向さんですら、岬の前では反応が違った。
 そんな岬が選んだのは、俺と同じGKの男だった。

 GKというポジションは常に1人しか立てない。それだけにポジション争いは激しく同い年に、若林源三という天才がいたのは、天を恨んで良い位の不運だ。
 だが、それだけによく知ってはいる。私情なしに見て、いい男だとは思う。情に厚くて懐が広い。あの岬を受け止めるには、あれぐらいの度量は必要なのだろう。

 その若林が珍しく、慌ててやがった(笑)。

(つづく)

拍手ありがとうございます。
ふとしたことで、若島津くんの苦手意識がなくなりましたので、ちょっと書いてみました。続きます。

以下、拍手お礼:
まひまひ様、いつもありがとうございます。
パラレルは賛否両論あるかも知れませんが、こんなに小悪魔な岬くんはいつもはとてもとても。かなり調子に乗って書いてみました♪すべてを知っているとしか思えない翼社長の意地悪さが伝われば嬉しいです。お忙しい中、ご感想ありがとうございました。

mint様、こんばんは。コメントありがとうございます。
落とされたのはどっちだったんでしょうね(笑)。天然小悪魔、確かにそんな感じですね。若林くんの自制心をショートさせてしまいましたものね。リクエストは常時受け付けてはいませんが、更新が多いので、ネタはあるに越したことはないので、気になさらないで下さい。ただ・・・自分がしないことなので、練ってからになると思います。

拍手のみの方もありがとうございます。励みになります。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


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