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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
鈍感(1)
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。



 若林くんは、多分ものすごく痛みに強いと思う。鈍感と言い換えても良い。
 普通なら、動けないような痛みでも、若林くんは起き上がってしまう。だから、言った。
「休まなきゃ。・・・君は嫌かも知れないけど」
僕の言葉なんか振りほどいて、戻ろうとする。
 だから、それは一つの賭けだった。

「何でも言うことを聞くから」

 若林くんは、立ち止まって、僕の真っ正面に立った。烈しい視線を感じて、僕も顔を上げる。

 視線がまともにぶつかった。
「本気か?」
いつもなら、若林くんは僕を覗き込むように話す。でも、今日は違った。
 僕の顎を持ち上げ、無理に上を向かせる。苛立ちが伝わって来る。
 でも、僕は退くつもりはなかった。体格差のある若林くんを睨みつける。
「うん、本気だよ」
卑怯だと言われても仕方ない。若林くんの気持ちを利用する、最低の言葉だった。
 でも、若林くんには代えられない。

「岬」
まともに視線が合う。その瞬間壁に押し付けられた。まるで、貼り付けるかのように、強く押し付けられたところで、若林くんの唇が笑いの形を刻む。
「じゃあ、お前をもらうぞ」
僕を射抜いたままの目は笑っていない。
「良いよ」
激しい目は、泣いているようにも、怒っているようにも、見えると思った。
 目を逸らさずに、若林くんを見上げた。

 口づけが降ってきた。荒々しいものを覚悟したのに、そっと、触れたか触れないかのキスに、かえって切なくなった。

 本当は、言い訳が欲しかったんだ。君と僕が触れ合う言い訳を。

 僕の心を、知ってか知らずか、君の唇は優しい。

(つづく)

拍手ありがとうございます。
1日限定企画、やっぱり恥ずかしいので、早めですが、終了します。(石崎くんじゃない方)
石崎くんは、昔の少女マンガ風を狙ったのに、そういう方みたいになってしまいました。
今回はテンプレも触らなかったので、あまり面白くなくてすみません。

拍手お礼:
さくら様、いつもありがとうございます。
FC2ブログ全体的に重かったようで、ご迷惑をおかけしました。4月1日はどこも企画しちゃうので・・・。
そして、拍手文、色っぽいというお言葉ありがとうございます。普段自分が書かないようなのを。でも恥ずかしいので、早速おろします。

拍手のみの方もありがとうございます。励みになります。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


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