※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。 今年の新年は年賀状に加えて、年賀メールも盛んだった。確かに時間がなくても、手軽に送れる。 実際には、年越しの瞬間はものすごく混むらしいけど、今年は国際電話中だった。時差を計算して、少し前に電話をくれる辺り、相変わらずそつがないな、と思ったりした。 「今年もよろしくね」 「こちらこそ。次はいつ会える?」 「来年のことを言うと鬼が笑うよ」 「そりゃないだろ、岬」 例年と化した会話を交わして、元気そうな声に胸を弾ませる。本当は僕だって会いたいけど、会いたいって一言で、無理されても困るから、心に蓋をして、笑い声でごまかした。
電話を切ってすぐに、年賀メールが届き始めた。遠いところにいて、居場所が分からない人にも、メールを送ることができる。居場所が変わっても、メールを受け取ることができる。ずうっと昔に離れた人からも、メールは届けられる。
・・・嘘みたいだ。
新年二度目のため息が漏れた。
(おわり)
リアル田舎にいるので、年賀メールを予約しまくりでした。予約機能素晴らしい。 岬くんが子供の頃に携帯があって、メールがあったら、住所メモリーは常にフル状態、とても大変なことに。 でも、時間の経過、がリアル過ぎて、かえって辛いような気もします。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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