※二次創作です。女性向け表現含みます。苦手な方はご注意下さい。
続き、です。 そして、俺は三年前の言葉を思い出す。・・・まるでプロポーズだ。あの時の俺がそこまで深く考えていたとも思えない。子供だったから、大好きな子と一緒にいられたら嬉しいと思った程度だろう。 「修哲のみんなは元気?」 岬はとても懐かしそうな表情を浮かべた。かくいう俺もそうかも知れない。岬はこちらを見て、少し楽しげな顔を見せた。 「ああ。みんな揃って南葛中に行ったから、賑やからしいぞ。時々連絡してるんだ。この前も井沢が去年のバレンタイン学校1だったって自慢してきた」 「あはは。井沢くんらしいや。まめだし、いかにももてそう」 南葛時代の岬の目に、どんな光景が映っていたかは分からない。 ただ、懐かしそうな表情を見ると、俺の郷愁に似た気持ちがあるのかと思う。 こうして岬の顔を見ていると、心の中にしみじみと何かが広がる気がする。 「三年前、一緒に住もうって言ってくれたね」 優しい笑顔は、三年前を思い出させる。僅かに共有した優しい時間。 「本当は君の気持ちが嬉しかった。僕は子供で、どうすることも出来なかったけど」 岬はそこで言葉を切って、俺を見つめた。 「思い出す度に君を思い出して、泣いてた」 岬の大きな瞳の中、俺の姿が揺れている。岬の微笑みは甘かった。すべてを許してしまうような甘さに、不安も溶けて。 「俺はお前のことが・・・」 言葉にしてから分かった。俺はこいつが好きだ。否定しようがない。
(つづく)
先日来、不定期更新になってしまいました。 毎日更新だけが売り、なブログでしたのに。 これではほぼニチです。
更新が簡単で、その分回数をこなせるように、と ブログにしているのですが、 やっぱり見づらいのは否めません。
仕方ないので、毎回注意文を入れておりますが、 多分それでその日の内容分かってしまうような気もします。 女性向け表現ある日とない日と。 あってもこんな僻地のブログですので、とってもぬるいですよ。
from past log<2008.11.3>
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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