※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。 「この前届いたんだぜ」 「何が?」 代表ユニの岬が、肩ごしに振り返り、不思議そうな顔をした。一日遅れで着いたおかげで、来て早々練習に参加しろ、とは今回の監督も厳しいようだ。 練習も終わって、ロッカーに引き上げる途中の岬の隣に並ぶ。 「ヒントな。まず小さくて」 「うん」 「柔らかくて」 「うん」 「青い服で」 「うん・・」 岬はまだ首を傾げている。少し腰を落として、考え込んでいる岬の耳元に囁く。 「ジュビロショップで買えるもの。な?んだ?」 「///」 赤く染まった顔で、岬が正解したのは明らかだった。 「買ったの?」 「ああ、もちろん」 自信満々で返した俺に、岬は小さなため息を落とす。今回、ジュビロショップで売り出したのは、身長10センチとはいえ、岬君ぬいぐるみなのだ。空色のユニには3+8の番号が入っている。顔はもちろん可愛くて、少し内股。 「ほら、可愛いだろ?」 ロッカーの中の鞄に付けたぬいぐるみを見せると、岬は少しだけ眉根を寄てみせたが、それは困る、よりも照れていることを感じさせた。 「とりあえず、人目につかないようにしてね」 諦めたような口調で、岬は言うと、身を翻した。 この様子ではとても言えないな。買ったのは1個じゃない、とか、あれを参考にして、10倍サイズのぬいぐるみを作らせている、とか・・・。 ぬいぐるみの岬も、同じように少し困っているように見えた。
(おわり)
拍手ありがとうございます。 はい、買ってしまいました。1個ですが。 他の方に教えて頂いて、通販を・・(S様、ありがとうございます)可愛いです。(2/21PC編集)
スポンサーサイト
テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
|