※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。 岬はすぐ困る、と言う。何かがうまくいかなくて悩むのではない。如才ない岬は何でも器用にこなす。岬が困るのは俺のこと。 「僕は女の子じゃないから、そんなに庇ってくれなくても大丈夫」 「当たり前だ。岬だから守りたいんだ」 そんなことは分かっている。俺の目の前にいるのは、知らない女の子ではなく、大事な岬だ。庇わなければならない程弱くはないが、好きだから、つい庇ってしまう。大事なんだから、仕方がない。 はっきりと言い切った俺に、岬は隣で小さなため息をつく。 「そんなの困るよ」 「俺は困らない」 むしろ頼って欲しい程。岬が、俺なしでは生きられない位弱かったら、と思うことさえある。だが。そんなことを言ったら、お前本当に困るだろ? 「俺と一緒にいる時位はおとなしく守られてろよ。いつもは心配でも駆け付けてやれないからな」 肩を抱き、頭を撫でる俺に、岬は黙って寄り添う。岬だって、本当は分かっているに違いない。 「この心配症」 いつも背筋を伸ばし、しゃんとしている岬だから好きなんだが、もう少し甘えてくれても、と思っているところに、そんな台詞を呟かれた。嘆かわしい、と言いながらもその口調はまんざらでもない。照れ隠しに顔を逸らす様子は、やっぱり可愛くて、心配になるのも仕方ないよな、と思った。
(おわり)
拍手ありがとうございます。 風邪気味です。今日こそは早く寝ます。PC編集は明日以降に。 今日も一応更新できてよかった♪
拍手お礼: なお様、こちらこそ、いつもありがとうございます。 そうなんです。岬くんには男としての矜持を大切にしてほしいんです。そういう岬くんの迷い含めて、包んでほしいものです。
拍手のみの方もありがとうございます。励みになります。(2/5PC編集)
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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