※二次創作です。原作引用あったり女性向け表現あったり。苦手な方は要注意です。 「それはそうと、岬おまえももちろんサッカーをつづけてるんだろうな」 一番、気になっていたことだった。三年前の怪我でサッカーが出来なくなったのではないかと、心配していた翼の手紙。 「もちろん」 岬の当然で、むしろ不思議そうな返事に、安心する。そうだよな、こんなにサッカー好きな奴だ。 「日本全国どこへいってもサッカーができたように、とくにフランスをはじめヨーロッパは日本よりもサッカーがさかんだもん。どこへいってもサッカーはできるよ」 「そうか、それをきいて安心したぜ」 ふと見ると、岬の視線は俺ではなく、チームの奴らが走っているグラウンドに向かっている。 本当に相変わらず、らしい。どきっとするほど綺麗になって、大人びて微笑むくせに。 「せっかく会ったんだ。岬久しぶりにいっちょうやるか」 「よし、やろう。若林くん」 岬は本当に嬉しそうな笑顔とともに、勢いよく立ち上がった。
わざわざ紹介するまでもなく、チームメイト達は俺達の方に寄って来た。俺の日本人の友達が珍しいからだろう、と思ったが、投げかけられる言葉からすると、どうやら違う。 「いつキスするんだ、ワカバヤシ」 「友達なんて嘘だろ?」 なるほど。まあ、そうだよな。思い切り抱きしめたし。 「岬は男で昔のチームメイトだ。お前らとサッカーしてみたいそうだ」 俺の言葉に、いっせいにどよめきが走る。そりゃそうだろ。日本でもこんな可愛い子はいなかったよ。
(つづく)
今日はほんのちょっぴりです。 クレスリウムさまに押し付けている駄文のおかげで、人名がみんなカタカナ変換されます。 台詞以外でカタカナにならないよう、半笑いでチェック。
from past log<2008.10.29>
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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