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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
千夜一夜(10)
※二次創作です。原作引用あったり女性向け表現あったり。苦手な方は要注意です。
「それはそうと、岬おまえももちろんサッカーをつづけてるんだろうな」
一番、気になっていたことだった。三年前の怪我でサッカーが出来なくなったのではないかと、心配していた翼の手紙。
「もちろん」
岬の当然で、むしろ不思議そうな返事に、安心する。そうだよな、こんなにサッカー好きな奴だ。
「日本全国どこへいってもサッカーができたように、とくにフランスをはじめヨーロッパは日本よりもサッカーがさかんだもん。どこへいってもサッカーはできるよ」
「そうか、それをきいて安心したぜ」
ふと見ると、岬の視線は俺ではなく、チームの奴らが走っているグラウンドに向かっている。
 本当に相変わらず、らしい。どきっとするほど綺麗になって、大人びて微笑むくせに。
「せっかく会ったんだ。岬久しぶりにいっちょうやるか」
「よし、やろう。若林くん」
岬は本当に嬉しそうな笑顔とともに、勢いよく立ち上がった。

 わざわざ紹介するまでもなく、チームメイト達は俺達の方に寄って来た。俺の日本人の友達が珍しいからだろう、と思ったが、投げかけられる言葉からすると、どうやら違う。
「いつキスするんだ、ワカバヤシ」
「友達なんて嘘だろ?」
なるほど。まあ、そうだよな。思い切り抱きしめたし。
「岬は男で昔のチームメイトだ。お前らとサッカーしてみたいそうだ」
俺の言葉に、いっせいにどよめきが走る。そりゃそうだろ。日本でもこんな可愛い子はいなかったよ。


(つづく)

今日はほんのちょっぴりです。
クレスリウムさまに押し付けている駄文のおかげで、人名がみんなカタカナ変換されます。
台詞以外でカタカナにならないよう、半笑いでチェック。

from past log<2008.10.29>
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


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