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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
『-予感-』
お知らせ。
取り扱いカップリングは違うのですが、岬くんを熱く語り合うお仲間のしゅんな様とリンクをさせて頂きました。
すでに皆様ご存知のサイト様だとは思うのですが・・・岬くんと井沢くんが対戦する話があるのですが、すごい迫力なんですよ。
しゅんな様、こんなBLサイトとリンクありがとうございます。
みらあじゅさま
  しゅんな様の岬くんSS中心のブログサイト様
  取り扱いカップリングは違うのですが、岬くんを愛する心は同じです!
  Jリーグやリアルサッカーについてもお詳しくて、試合の展開が見えるような描写には敬服してしまいます。


しかも、なんとリンク記念にお作まで頂いてしまいました。しかも源岬。・・・罰が当たりそうです。
俺の家のリビングのソファーでくつろいでいる岬がいる。
少し前までは、こうやって一緒に寛ぐ日なんてくるのだろうか?と思っていた。
いや、予感はあったのかもしれない。

初めて岬がフランスから、西ドイツにいる俺に会いに来てくれた時の事を思い出
す。



「じゃあ、僕はこれで。
 そろそろ行かないと予約したバスに間に合わなくなっちゃう」

「バスって?・・・」

「フランス⇔ドイツってバスが出てるんだよね」

話を聞くと、これから夜行バスで帰るらしい。

「日帰りのつもりだったのか?」

「そうだけど・・・」

「それキャンセルしろ」

「えっ」

「せっかく来たんだ、泊まっていけ」



はじめは遠慮していた岬も、俺の強引さに負けたのか最終的には折れた。

「ねぇ、若林くん。冷蔵庫の中見ていい?」

「なにもないぜ」


「ほんと。なにもないんだね。
泊めてもらうお礼に夕食でも作ろかと思ったんだけど・・・」

「そんなに気を使う必要ないぜ」

「うん。ごめんね」


「さてっと、せっかくきてくれたお客様に料理させる訳にもいかないし、
食べに行くか。ここまできて、ハンバーグ食べない訳にはいかないぜ」

こうでも言わないと、食材買ってきて作るとか言い出しかねない。
ハンブルクといえば、ハンブルクステーキ。

「そうだね。ハンバーグ発祥の地だものね」


そんな訳で、俺のお勧めの店で食事をした。

岬は色々話していた。
こいつ、こんなにおしゃべりだったっけ?

食事の後、ちょっと遠回りして、夜市がでている通りを案内する。

「わ?、あれ見て、かわい」

はしゃいでいる岬。

「ねぇ、ねぇ、あっちも見てみようよ」

と、ハイテンションの岬がいた。

後から聞いてみると、気を使っていたらしい。
『ちょっと顔見て帰るつもりだったのに、急に泊まることになってどうしよう?
かと・・・。なんかね、沈黙が怖かったんだ』
と言っていた。
どうやら緊張していたらしい。


そしてこの日の夜、先にシャワーを使わせ、俺がシャワー浴びてリビングに戻っ
て見ると、ソファーで寝ている岬がいた。
ソファーカバー(一枚の布)を体に巻き付けていた。

カバーにくるまってる岬、無防備でかわいい。

「岬、寝るならベッドで寝ろよ」

そう声を掛けてみても反応がない。
寝息が聞こえるだけだ。
無理もないか。
フランスから西ドイツまでバスできて、サッカーで走り回って、
夜市であれだけはしゃげば、疲れも出る。


ベッドに運ぼうと抱き上げる。

「おい、岬、そんなとこで寝てると、襲うぞ」

冗談まじりに言ってみる。
余りの可愛さについ口を付いて出てしまった。


「う?ん、若林くんならいいよ」

岬の口からそんな言葉が返ってきた。

「えっ、いいのか?」

「・・・」

あれ?

聞こえるのは岬の寝息ばかりだ。

今のは寝言か?

岬をベッドに寝かし、額にそっと口づけた。






そんな思い出を、今隣りで寛いでいる岬に話した。

「え?、僕そんなこと言ったの?覚えてない」

「ああ、言った」

「僕が覚えないのをいいことに、話作ってなぁい?」

「作ってない。確かに言った。
でも覚えてないってことは、それがお前の潜在意識、本音じゃないのか?」


「そんなことないよ」

消え入りそうな声で答え、赤くなり照れた様子の岬。

「ところで額にキスってどういうこと?」

反撃に出たつもりなんだろう?

「唇のほうがよかったか?」

そう返すと、ますます真っ赤になり俯いた。


岬の顎に手を掛け、俺のほうを向かせた。


「くちづけは起きてる時のほうがいいだろ?」


「も?若林くんったら・・・」


プクっと頬を膨らまし、怒った顔をしてみせる。
そんな表情も態度もかわいい。

拗ねた顔をしても抵抗はしない。

岬の唇にそっと唇を近付けていった。

(おわり)


本当に、二人とも可愛いです?。

すばらしい贈り物をありがとうございました。
自分一人で読むのが勿体ないような甘いお話でした。

今後ともよろしくお願いいたします。


拍手を下さった方、ありがとうございます。
最近、疲れていて・・・励ましのお気持ちが心に沁みます。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


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