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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
年賀状
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Fighting Fieldさまでステキ健ちゃんがフリー配布されていたので、お持ち帰りをしてしまいました。
ですから、今日は東邦バカ話です。

 正月休みには無人になっていた東邦学園高等部の寮も、授業再開を前に生徒が戻ってくると、元の喧騒を取り戻す。その中で、爆笑している男が一人。
「はははは」
「何バカ笑いしてるんだ、反町」
不審そうな日向が肩越しに反町の手元を見ると・・・その手の中には年賀状の束が。
「寅年だからって、全国から年賀状が届いてるんですよ」
いかにも愉快そうな反町に比して、日向の表情は穏当とは言えない。当然である。普段年賀状を送ってきたこともない連中が送ってきた年賀状といえば、虎がやっつけられている絵ばかりである。
「あ~い~つ~らァ~!!」
爆発しそうな日向に対し、お歳暮でもらった荷物の整理をしていた若島津は冷静そのものである。日向のジャージをさりげなく直しながら、ぽんぽん、と肩を叩いた。
「申年になったら、南葛に年賀状送ってやったら良いじゃないですか」
「そうだな!そうしてやる。待ってろよ?!」
怒りに燃える猛虎に言葉は必要ない。勇んで新年早々ランニングに出ていくのを見守りながら、反町は側に立つ猛獣使いにこっそりと耳打ちする。
「申年ってまだまだ先だろ?良いのか、若島津」
「キャプテンがそんな細かいことを気にすると思うのか?」
平静を装いつつも、熊年があったら嫌がらせ年賀状を送りたいと思う若島津であった。

(おわり)

拍手ありがとうございます。
年賀状を見ていたら、こんなものを。おそらく三杉様発信で全国同時のこの企画には、岬くんも面白がって、すごく気合の入った年賀状を書きそうです。
それこそ、李広とか。(親の敵の虎と思って、岩に矢を打ち込んだ人。漢代の李陵の祖父で、弓の名人。水滸伝の花栄が小李広という二つ名なのはここから来ています)ちびくろサンボかも知れません。

拍手お礼:
さくら様、その一言が正解のような気がします。
自分で書いていても恥ずかしかったですもの。今日は楽しんでいただけると思います。
(私の手柄ではありませんが)

拍手のみの方もありがとうございます。励みになります。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


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