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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
ゲーム
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。

「ゲームで妹に負けた」
報告の内容からすると、もう少し怒っていても良さそうなものだが、かえって機嫌の良さそうな岬に、若林は不思議に思わずにはいられない。
「悔しいか?」
「ううん」
若林の問いに、岬は首を振ってみせる。
「だって、ゲームで打ち負かすなんて、気を遣わなくなった証拠だよね」
嬉しそうに微笑んでいる岬に、若林もつい笑みを誘われる。
「岬は可愛いな」
「何だよ、それ。僕がゲームしちゃおかしい?」
「いや、そんなことはない」
「若林くんも兄弟でゲームした?」
若林にはゲームをするイメージがあまりない。岬の問いかけに、若林は難しい顔をした。記憶を辿るまでもなく・・・あまり覚えがない。
「そうだな、随分前だな」
ゲームのハードは一通り揃っていた。だが、兄弟が揃うこともそんなになかったし、友達を呼ぶことの方が増えていった。
「それに、ゲーム自体がそんなに好きじゃない」
リセットすればやり直しが効く。それはあまり良いことではない。あの時ああすれば。そう思う暇があるなら、そうならないように努力して前進したい。
「そうだね。僕もかな。テレビゲームって人数制限あるよね」
サッカーは人数を問わない。ボールがあれば、ずっと蹴っていられる。岬らしい答えに、若林は感心するが、ふと疑問に思ったことを尋ねる。
「ところで、どんなゲームに負けたんだ?」
「ええと、格闘ゲームだよ。バランスとカートと太鼓のは勝った」
・・・全然負けてないだろう。それで負けたと言われたら、辛いのは妹の方だろう。
「岬、案外強いのな」
「一応、勝負と名のつくものでは負けられないよ」
岬の笑顔は相変わらず可愛かったが、岬に勝負を挑むのはやめよう、と思った若林であった。

(おわり)

拍手ありがとうございます。
ゲーム。今はリセット出来ないゲームも多いですが、いやになったらやめられます。そういう風にとらえて頂ければ。
岬くんは動態視力と反射神経があるので、操作の簡単なゲームはうまそうかな、と。それよりは、トランプや将棋の方が似合いそうですが。

と、ろくなゲームをしない自分が言ってみました。携帯ゲームもmixiアプリも案外楽しいです。

クレスリウム王国さまが以前の拍手文「転校生」を引き取って下さいました。拙ブログでは置きにくいエロ系でしたので(笑)、こちらでは一部省略しています。完全版が気になる方はそちらでお願いします。
しかも、今日のネタを「独り言」から借用してしまいました。
銀月星夢様、すみませんでした。そして、ありがとうございました。(12/22PC修正)
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


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