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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
手加減
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。

「苦しくないか?」
「大丈夫」
小さく首を振る。きつく抱き締められるのは嫌いじゃない。その強さに、想いの深さを感じて、心まで包まれるような気がする。
「そうか、良かった」
若林くんが耳元で囁く。低いけれど、優しくて甘い声は心地よくて、ついうっとりしてしまう。
 首の後ろにまわった手に、持ち上げられるままに、唇を奪われる。目を開けると、優しい眼差しが僕を見つめていた。
「辛かったら、言えよ」
「うん。平気だよ」
何をされても大丈夫だと思う。若林くんが僕にひどいことをすることはない。
「お前のこと好きすぎて・・・壊してしまうかも」
すごく辛そうな声で言われた時、君になら壊されてもいいと思った。君がそれだけ僕のことを好きだと言ってくれるのなら。君が愛してくれるのなら。
「でも、できれば手加減してほしいな」
せっかく君と一緒にいるのに、また君に一日中抱っこされているのはつまらない。
「分かった。努力はする」
見上げた若林くんは微笑んでいた。精悍で男らしい顔を少し崩した若林くんは少し嬉しそうで、こんなに愛されているかと思ったら、何だか誇らしく思えた。

 やっぱり、君になら、何をされても良いよ。

(おわり)

拍手ありがとうございます。
拍手文、いつもは月初に更新しているのですが、今回はムリでした・・・。
しかも、長くなったし・・・。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


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