※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。
旧拍手文。今までのお話はこちら。 (1) (2) (3)
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 (これまでのあらすじ)何故か入れ替わった若林と岬。翌朝には元に戻ったが、若林は隣で眠る岬にいたずらをしてしまう。
岬が目を覚ましたのは、それからしばらく経ってからだった。 「岬、おはよう」 重そうにまぶたを動かすのを見て、その前に髪を撫でるのをやめた。 岬が何も気付いていないことを祈りながら、岬を見守る。 「…おはよう…あれ…」 岬はすぐには状況が分からない様子だった。ぼんやりした目で周囲を見渡してから、 ようやく目覚める。 「あっ」 「岬、元に戻ったんだよ」 「わっ本当だ!!」 岬は身を起こして、俺に飛びついてきた。小柄な岬とはいえ、嬉しかったのだろう、 勢いがあって、受け止められずに、俺達はベッドにもつれ込む。 「良かった!」 抱きついている岬の背中に腕をまわして、そっと抱き返した。 間近で微笑む岬は可愛すぎて、まともに見られそうになかった。 「岬、もう一日泊まっていかないか?」 嬉しそうに微笑む岬を見ている内に、今回自分達の身に降りかかった災難の理由が 分かった気がした。おそらく、原因は俺だ。もう少し岬と一緒にいたい、と思ったせいで、 こんな事態を引き起こしたらしい。・・・こうしているだけで、胸の高鳴りが収まらない。 この手を離したくなくて、何も知らない岬の肩をぎゅっと抱く。
もし、素直になれたら。もう少し近づけたら。
俺の提案に、岬は微笑んでみせた。 「うん。何か、合宿みたいで楽しいね」 頷く岬を見つめると、胸が痛んだ。この痛みを岬は知らない。この罪を岬は知らない。 すきだぜ。唇だけで呟いた。
(おわり)
拍手ありがとうございます。 タイトルは有名な入れ替わり話から。エロ話、小学生編に集中してしまっている私はビョーキかも。(意図的ではありません) 拍手再録ですが、(4)と(5)の一部は恥ずかしいので、省略しました。 完全版はクレスリウム王国さまにお引き取りいただきましたので、気になる方は、そちらをご覧ください。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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