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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
転校生(4)
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。

旧拍手文。今までのお話はこちら。 (1)  (2)  (3)




(これまでのあらすじ)何故か入れ替わった若林と岬。翌朝には元に戻ったが、若林は隣で眠る岬にいたずらをしてしまう。

 岬が目を覚ましたのは、それからしばらく経ってからだった。
「岬、おはよう」
重そうにまぶたを動かすのを見て、その前に髪を撫でるのをやめた。
岬が何も気付いていないことを祈りながら、岬を見守る。
「…おはよう…あれ…」
岬はすぐには状況が分からない様子だった。ぼんやりした目で周囲を見渡してから、
ようやく目覚める。
「あっ」
「岬、元に戻ったんだよ」
「わっ本当だ!!」
岬は身を起こして、俺に飛びついてきた。小柄な岬とはいえ、嬉しかったのだろう、
勢いがあって、受け止められずに、俺達はベッドにもつれ込む。
「良かった!」
抱きついている岬の背中に腕をまわして、そっと抱き返した。
間近で微笑む岬は可愛すぎて、まともに見られそうになかった。
「岬、もう一日泊まっていかないか?」
嬉しそうに微笑む岬を見ている内に、今回自分達の身に降りかかった災難の理由が
分かった気がした。おそらく、原因は俺だ。もう少し岬と一緒にいたい、と思ったせいで、
こんな事態を引き起こしたらしい。・・・こうしているだけで、胸の高鳴りが収まらない。
この手を離したくなくて、何も知らない岬の肩をぎゅっと抱く。

もし、素直になれたら。もう少し近づけたら。

俺の提案に、岬は微笑んでみせた。
「うん。何か、合宿みたいで楽しいね」
頷く岬を見つめると、胸が痛んだ。この痛みを岬は知らない。この罪を岬は知らない。
 すきだぜ。唇だけで呟いた。

(おわり)

拍手ありがとうございます。
タイトルは有名な入れ替わり話から。エロ話、小学生編に集中してしまっている私はビョーキかも。(意図的ではありません)
拍手再録ですが、(4)と(5)の一部は恥ずかしいので、省略しました。
完全版はクレスリウム王国さまにお引き取りいただきましたので、気になる方は、そちらをご覧ください。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


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