fc2ブログ
今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
仕方がない
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。

 どうして、こんなのを好きになったのだろうと思う。筋金入りの意地っぱりで、素直じゃなくて、何をやっても喜ばない奴。
 そりゃ、顔は少し、ではなくてかなり可愛い。俺と同い年とは思えない位に華奢で、男なのに、とても良い匂いがする。
 決して外見が可愛いだけじゃなくて、性格だって良いし、自分よりも他の奴を大事にするところなんかは、時々むかつくけれども、立派だ。人の為なら、と自己犠牲をも厭わない岬の姿は凛としていて、ほれぼれしてしまう。
 もちろん、サッカーだって上手い。繊細なテクニックもなかなかだが、あのパスセンスは本当に凄いと思う。常に相手を気遣う岬らしい。

 それこそ、岬が望めば、立候補する奴は多いだろう。それでも、岬は俺を選んでくれた。
「何が食いたい?せっかく来てくれたんだから、何でも好きなものを・・・」
「良いよ。無駄遣いしちゃ駄目。ね?」
その方面でもしっかりした岬は言うけれど、それでも何かしてやりたい。何かしてやった時の、困ったような、でもどこか嬉しそうな笑顔が好きだ。
「じゃあ、俺が作るから。岬は座ってて」
「僕も手伝うよ」
さっさと立ち上がろうとするのを、押し止める。
「俺がしたいんだって。無駄遣いじゃないから良いだろ?」
椅子を勧めた俺に、岬は困ったように笑った。優しい、見ているだけで嬉しくなるような暖かい笑顔を見ながら、好きになっても仕方ないよな、と自分に言い訳をした。

(おわり)

拍手ありがとうございます。
若林くんの独りノロケです。
しかもこの半分くらいは岬くんに言っていると思います。…岬くんが苦笑するのも仕方ないですね。
スポンサーサイト



テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
→http://sukinamono11.blog63.fc2.com/tb.php/510-82f531a7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)