※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。 「じゃあ、岬はこっちな」 映画館の定番、ポップコーンと飲み物を持ちながらも、若林のエスコートは的確を極める。有名な小説を映画化された、その試写会。それでも、いやだからこそ岬の顔からは不安の色が消えない。その小説はどちらかというと叙情的な描写が中心で、若林の趣味と合っているようには思えない。 「ん?どうかしたか?」 せっかく、オフをやりくりして、自分に会いに帰国してくれた。その最中のデートなのだから、あまり口うるさいことは言いたくないが、岬は苦言を呈さずにはいられなかった。 「若林くん、今回は寝ないでね」 健康的な寝息を立てて熟睡する若林に、そんな忙しい思いまでして、と岬自身は感動しても、映画館という公共の空間では、気分を害する人もいるに違いない。優しげな口調にそういう雰囲気を漂わせている岬に、若林はにっこり笑う。 「だから、この並びなんだろ。眠くなったら、お前の顔見てるから」 いっそ、映画を見ている横顔をずっと、眺めているだけでも良いくらいだ。パンフレットを繰りながら、その物語に思いを馳せる眼差しだけでも、映画よりはずっと興味深く思える。 「・・・若林くんったら」 隣の相手を優しくたしなめながらも、岬は映画よりもロマンティックな吐息を漏らした。
(おわり)
拍手ありがとうございます。 PCが・・色々あって、やっと立ち上がりました。泣きそうです。 これから、作業頑張ります。
以下拍手お礼:
川澄様、お祝いのメッセージありがとうございます。 腐海に沈みっぱなしの私には、本当にもったいないお言葉まで頂いて。 いつもお気遣いくださる優しさに、こちらこそやられっぱなしです。 あと、追伸、については明日、返答します。
さくら様、お祝いのメッセージありがとうございます。 こちらこそ、色々教えて頂くばかりで、本当に感謝しております。 (しかも、4月はうちがグダグダで、すみませんでした) これからも、よろしくお願いいたします。後はそちらで。
しゅんな様、お祝いのメッセージありがとうございます。 体調よりも最近はPCが・・・うちの更新はPC2台と携帯のフル活用の賜物です。 こちらこそ、しゅんな様のところをこっそり覗き、 元気を頂いております。また、伺わせていただきますね。
拍手のみの方もありがとうございます。励みになります。
from past log<2009.9.13>
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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