※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。 今日は滅多に書かないワールドユース大会予選突破後合宿、の設定です。 紅白戦が終わってすぐに、形相を変えた若林が日向に詰め寄る。 「どうしたの、若林くん?」 「若林、落ち着けよ」 「そうですよ、若林さん」 当然、周囲が止めない訳がない。人一倍血の気の多い日向が喧嘩を買わない訳がないのだ。中には、騒乱を内心期待してしまう不埒者がいなかった訳ではないのだが…。 「日向、ちょっと来い」 若林は苛立ちを抑えられない様子で声をかけると、足早に離れた場所に向かった。 「誰も、ついて来るなよ」 忘れ物のように言い残された言葉に、三杉が腕を組む。 「・・・大丈夫かな?」 「・・・若島津、いないしな」 案ずる面々の中には、超重量級の次藤もいるが、一人ではなかなか難しかろう。他に二人を止める強者といえば、若島津の名前が挙がるところだったが、見上監督と対立し、横浜フリューゲルスに電撃入団という形で、このワールドユース合宿を抜けてしまっている。 「…翼くんと岬くん、後で様子を見てきてくれる?」 仕方なく三杉は「柔よく剛を制す」ことにした。
「一体、何だってんだ、若林」 元々鋭い視線を更に尖らせて、日向が言い放った。昔なら、呼び出された時点で殴りつけていたところだが、かつてのJrユースでのやりとりがあるだけに、若林にも何か考えがあるのだろうという考えもあった。 「それはこっちの台詞だ、日向。背中が寂しいのは分かるが、いちいち振り返るな」 背中が寂しい、と言われれば、日向には思い当たるフシがある。そう自分では振り返ったつもりはなかったのだが、確かに今日は黄金コンビにこてんぱんにやられたことを思い出して、日向は顔をしかめた。 「若島津がいない理由は聞いていたが、見るに耐えん」 指摘の内容はともかく、人前で糾弾されたら、恥ずかしすぎる。それをこうして呼び出してくれたのは若林の配慮だろう。昔からは考えられないことだと思いながらも、日向はそのことには感謝した。 「・・・それは悪かったな」 日向はなかなか自分の非を認められる性質ではない。先に謝れば痛くない肚を探られかねないという経験がそうさせるところである。しかし、今回ばかりは素直に謝ることにして、日向は頭を下げた。目の前にいる相手ほど、自分の悩みを相談するのに適した相手がいないことに気付いたのである。
「・・・ケンカしてないみたいだね」 「・・・話してるだけみたいだから、大丈夫だと思うけど」 「じゃあ、もう少し練習しよっか、岬くん」 「うん、良いよ。とりあえず、今度はボール奪わせてもらうね」 声を潜めた黄金コンビが近付き、そして遠ざかって行ったとは知らず、日向は切り出した。
「なあ・・ちょっと、相談に乗ってくれねえか」
(つづく)
拍手ありがとうございます。 ネタふり頂いたので、ちょっと書き始めてみました。 ただ・・・色々間違ったような気がします・・・。
今日もまだちょっと熱が・・脈拍も随分はやいらしいです。 「ドキドキしてるの」と言ったら、叱られました。冗談なのに。
拍手お礼: M☆様、いつもありがとうございます。 「ねこ」可愛らしかったです。色々妄想しちゃいました。 思ったことを文章にするのって本当に難しいと思います。 できるだけ難しくならないように、でもきちんと伝わるように・・・といつも思っていますが、 思っているだけになってしまっています。また、可愛いお話を是非。 こちらこそ、お気遣い頂き、ありがとうございます。
しゃお様、先日はありがとうございました。 こちらこそ、ご挨拶に伺わずに、本当に失礼いたしました。 先日は先にギブアップしてしまったのですが、本当に楽しい時間をありがとうございました。 今後とも宜しくお願いいたします。
さくら様、いつもありがとうございます。 結局ラブラブ>それが、源岬なんですもの。 若林くんに限らず、岬くんにイジワルできる人がいるのでしょうか。フフ
拍手のみの方もありがとうございます。励みになります。
from past log<2009.5.25>
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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