落書き&駄文 
「・・・ちょっと大袈裟だったかな?」 若林の今更の言葉に、岬は頭を抱える。言うまでもなく、分かっていることだ。 そもそも、目立たない為の変装なのに、今の自分達はかなり目立ち過ぎている。 大きめのハットで、確かに顔は隠れているが・・映画でしかお目に掛かれないような上等のハットにスーツを難無く着こなしているのだ。目立たない訳がない。サングラスも明らかにやり過ぎであったし、若林の付けヒゲに至っては・・・一見してただ者とは思われない。どこかの国の現実味ゼロのスパイの向こうを張っている。 衣装の調達を若林に任せたのは大間違いだった。自分ですれば良かった、とハリウッドスターのような相手を見上げる。 「何で、置いていこうとするんだ?」 自分一人なら目立たないが、この若林と一緒では無理だと岬は判断した。そして、早足に遠ざかろうとするものの、若林はすぐさま追い掛けた。 「岬!」 大声で呼ぶ若林を岬は睨み付ける。わざわざ注目を集めてどうするのだろう。そうありふれた苗字でもない。 「しっ」 鋭い視線を向けた後、さっさと歩き始めた岬に、追いついた若林はそっと耳打ちする。 「岬、お前映画スターみたいだな」 自分の発見が嬉しくてたまらない様子の相手に、とても真意を伝える気になれず、岬は急いで目的地に向かった。
父さんの個展、何で新宿なんだよ、と文句を言いながら。
(終わり)
拍手ありがとうございます。 先日、ちょっと冒険アクションモノビデオを鑑賞した時に描きました。 若林くんにキャップじゃなく、ハットを被らせたかっただけの落書きです。 ・・・もう、二人でどこまで冒険に行くのやら。
今日の本誌。扉絵のページのインパクトにやられました。以上。
昨日キリ番と予告しておきながら、設定するのを忘れておりました。 失礼しました。 踏まれた方がおられたら、お知らせ頂けるとありがたいです。 次は40,000です。
拍手お礼: ユリコ様。いつもありがとうございます。 岬くんはツンデレだと思います。 ちらりと見せる素直な気持ちですらすごい破壊力ありそうです。 若林くん、もう完全にやられちゃうでしょうね。
さくら様。いつもありがとうございます。 喜んで頂けて嬉しいです。リクエストが生かせたかは微妙ですが・・・。 プロポーズっていいですよね。是非書いてください?。 何か拍手がおかしいみたいで、本当にすみません。何なんでしょうね? 後はそちらで。
M☆様。いつもありがとうございます。 「コーヒー」の感想嬉しいです。 切ない岬くんの気持ちをもう少し表現できれば良かったのですが・・・。 新キャプテン翼の岬くんって白くてまつげが長くて本当に美人ですよね。 その上、あの美脚・・私DVD買ってしまいました・・・。
拍手のみの方もありがとうございます。励みになります。
from past log<2009.5.14>
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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