※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。
「おい、あそこにいるのって、日向と岬だろ？」
誰かの言葉に、松山は顔を上げた。確かに、視線の先にいるのは見覚えのある二人の姿。
「岬って、あんな顔してるけど、迫力あるのな」
声をかけようとしたものの、野次馬の言葉に、松山は足を止めた。大空翼のいない日本の高校サッカーで、両雄と並び称されるのは、かつては仲の良かったであろう二人で、未だに岬が他の者の名を呼び捨てることはなく、日向が他の者にそれを許したとも聞かない。
今、視線の先にいる岬は確かに険しい顔をしていた。会話も交わさずに、少し距離を隔てて立ちながらも、余人の入る隙を見せない二人の間に、割って入る気にはなれなかった。グラウンドの外では決して見せない、少なくとも松山に見せたことのない表情に、高校最後のインターハイに賭ける岬の気迫を感じずにはいられなかった。
それにしても。
いつも、人に気負うな、と忠告してくれていたのはお前だったろうに。
焦って、自分らしさを見失っているような岬の姿に、危うさや不安を感じずにはいられない。それを言葉で説明出来るほど、松山は器用ではなかったけれど。
後日、その大会で東邦に敗れた岬が、ワールドユース大会に目標を絞ることを提案してきた。ある意味納得がいくような気がして、松山はその日の岬の様子を思い出した。
（おわり）
拍手ありがとうございます。
来月、続編発売と聞き、日向くんの絵をリサイクル。
南葛の岬くんにとって、日向くんはライバルでした。ちょっと勝気な表情の岬くん、を描こうと思ったら、すぐに日向くんを並べてしまいました。この関係がカタストロフィーに繋がるかと思うと、黒歴史以外の何物でもないのですが・・・。Ｔ先生、今までの続編は黒歴史でしたって言ってくれないかな？
公式サイトには情報なしですが、壁紙ダウンロードにやられてしまった。
小学生編は例の賞状写真、Jrユース編はGCのドリブル。
かっこよすぎだ。
今日も眠いので、いい加減更新で寝ます。
from past log<2009.4.28>
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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