※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。 キスを重ねて、漏れた吐息も降り積もる。 「岬・・・」 そのままシャツに伸びる手を、岬は左手で制した。 「駄目だよ、お風呂入ってないし」 「練習後にシャワーを浴びたんだから、構わないさ」 まだ、石鹸の香りを残し、十分に潤いのあるた肌に、唇を這わせて、若林が囁く。だが、岬は首を振って譲らない。 「・・・僕が気になる」 久しぶりに交える肌の甘さに口元のほころんでいる若林からすれば、些細な問題なのだが、岬にとってはそうではない。 「・・・第一、どうやって風呂に入る気だ?」 片手に手錠のかかった状態では、服を脱ぐことすらままならない。若林の問いかけに、岬はいっそう口調を険しくする。 「だから、駄目って言ったんだよ」 「この状態で我慢できると思うのか?」 明日は練習にも参加できない。筋トレやイメトレが中心になることを予想して、欲望のままに行動したい若林である。 焦れた若林は、とうとう束縛された左手を上げた。引っ張られる岬の右手ごと、岬の左手を押さえ込んでしまう。 「これは楽だな」 「や・・・っ、だめだよ」 抵抗を簡単に押さえられ、岬は身体をばたつかせる。そんな可愛らしい抵抗が若林を喜ばせるとは思いもよらず、空しく若林に捕まってしまう。 「じゃあ、先に身体拭いてやるよ」 「・・・何か、嫌な予感するんだけど」
岬の予感は、残念ながら的中したのだった。
(つづく)
拍手ありがとうございます。 忙しいので、携帯から更新しました。・・・短くてすみません。 帰宅してから直しましたが・・・続きは明日。
from past log<2009.4.14>
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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