※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。
今日は特に妄想まみれです。先日の 「学生生活」の続きです。 
岬と一緒に学校に行っていたら、という話をした。岬は俺の話を嬉しそうに聞いてくれた。 昼休みに、岬のお手製のお弁当を、セーラー服の岬と一緒に広げる、の下りではさすがに困った口振りではあったが。 「それでな、俺が怪我してたら、岬が手作り弁当を優しく食べさせてくれるの」 「何だよ、それ」 脳裏に浮かんだ光景を話すと、岬は恥ずかしそうな表情で俺を見返す。でも、その表情もやっぱり可愛くて、ますます想像は膨らんだ。
「若林くん、あーん」 中庭で弁当を広げた。いつもながら、色とりどりで、おいしそうな匂いに、いっそう食欲が刺激される。そして、敷物にちょこんと座った岬は今日も愛らしくて、幸せを感じた。それが。 岬は玉子焼きを箸で摘むと、俺の口に運ぶ。・・・こんなサービスは初めてで、ドキドキしてしまう。 「え?」 「若林くん、ケガしてるじゃない。だから、食べさせてあげるよ」 確かに、俺の手の具合は良くはないが、そこまでではない。岬にそんなことをさせるのは嬉しいが申し訳なくて、俺は首を振った。 「いや、それくらいなら大丈夫だ」 箸を手に取ろうとした時に、岬の手と手が触れ合った。 「今日は特別だからね」 岬ははにかんだ様子で、俺を見つめ直した。 「岬・・・」 「気をつけてね。ムリはしないで」 強いが優しい口調に、岬の愛情を感じる。 「ああ」 今度は目を逸らさず、岬を見つめて俺は頷いた。
「・・・また、変なこと考えてる?」 想像を打ち切ったのは岬の声だった。恐る恐る尋ねる岬は、俺の顔を見て、頭を抱える。 「分かったら、答えなくても良いよ」 そう言いながらも、岬の頬が僅かに赤い理由は何となく察せる気がした。
(おわり)
拍手ありがとうございます。 毎日、妄想漬けです。今日は更に最低ですみません。 でも、描いていて楽しかったので、悔いはありません。
拍手お礼: さくら様。いつもありがとうございます。 意識しちゃったら、何だって恥ずかしいんです。相手が反応すると余計に。 改めて意識しちゃう、という設定が伝わって良かったです。 後はそちらで。
いつも様。いつもありがとうございます。 普段とは違う雰囲気に、と思って書いたので、感想嬉しいです。 個人差がある、と思います。若林くんは覚えていても、忘れたふりをできてしまう人です。 岬くんは嫉妬していても、表面に出さないように振舞う人ですが、 何かの拍子に爆発しそうだと思います。 ただ、岬くんは恋愛経験の差はすごく気にしている設定です。
拍手のみの方もありがとうございました。励みになります。
from past log<2009.3.20>
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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