※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。 「久しぶりだな」 「うん」 「淋しくなかったか?」 「・・・まさか」 いかにも心外そうな岬に、若林は苦笑する。少し位素直になってくれても良いのに、と思う。さっき顔を合わせた瞬間には、あんなに鮮やかな笑顔を向けてくれたのに。 「会えて嬉しいだろ?」 「そりゃ・・・嬉しいけど」 執拗に食い下がる若林に、岬は少し困ったようにため息を漏らした。会いたくて来たのは確かでも、それを素直に認めるのは、何だか気恥ずかしい。 「なあ、会いたかったって言ってくれよ」 「そんなの聞いて楽しい?」 直接的に想いを口にするのは恥ずかしい。淋しいと思っていた自分を悟られてしまうのも。聡い若林がそんなことを百も承知でいるのも、腹立たしい。聞き返すことで、婉曲な拒絶をした岬に、若林は真剣な標識を向けた。 「どうしても聞きたいんだ。もしお前が淋しいと言ってくれたら嬉しいから」 それでも、恥ずかしい。いつものように、会いたかったぜ、と口説く若林に、自分もだと同意するのは、誇らしげな笑顔を返されるのは、むしろ嬉しいのに。 躊躇する岬に、若林はそのまま腕を伸ばした。華奢な岬の身体をやすやすと腕の中に収めてしまう。 「淋しくなかったのなら、安心だ。・・・会いたかったぜ」 耳元に寄せられる快い響きに、心ごとさらわれるような気がして、岬はぎゅっと目を閉じた。 「僕も」 いつもよりも数倍早い返答に、何ともいえない幸せを感じ、若林はいつも通り嬉しそうに微笑んだ。
(終わり)
拍手ありがとうございます。 体調については、皆様お気遣い頂き、本当にありがとうございます。 不調、というか疲れ気味なだけですので、ご安心を。
昨日はエロで、どちらかと言うと、妄想むきだしな感じでしたので、引かれそうで心配だったのですが、寛大なご意見ばかりでありがたかったです。
拍手お礼: さくら様。いつもありがとうございます。 花粉症は何とか大丈夫です。それよりは黄砂が。 おとなしく眠れる・・・訳がないです。もうすでに手が。あーあ、って感じです。 若林くんは世間並みの萌えシチュ好きだったら良いな、と思っています。 後はそちらで。
いつもの方。本当にいつもありがとうございます。 ご心配頂き、すみませんでした。それなのに…。 エロ絵失礼しました。細かくえっちにするのに無駄に注意を払ってしまいました。 あちらでもこちらでも過分なお言葉を頂き、有頂天になっております。 そういうお気持ちに癒されます。
本田様。いつもありがとうございます。 あの朝チュン絵を見てしまったがために、こんな暴挙を失礼しました。 それにも関わらず、もったいないお言葉を頂き、光栄です。 特に足は必死で描きましたので、感謝感激です。 あの素敵な朝には全然つながっていないのですが・・・。 他の落書きにまでコメントを!拙いなりに頑張ろうと思いました。
拍手のみの方もありがとうございます。励みになります。
from past log<2009.3.19>
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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