※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。 春休みに遊びに来た岬は懐かしい匂いがした。 「匂いなんか嗅がないでよ」 腕の中でもがく度に、髪や肌から良い匂いがする。 「だって、今日も良い匂いがするからだ」 嫌がる首筋に鼻を押し付けて、やっと分かった。岬についていたのは春の匂い。たんぽぽやれんげ草の咲く河原を岬と走ったことはないのに。 「一緒に走りたくなるだろ」 そっと抱きしめると、岬もおとなしく従った。 「だって走って来たんだからね」 会いたかった、と言う代わりに岬は笑う。その微笑みで、心にも暖かい風が吹く。 「岬、来てくれてありがとう」 岬はいつも春をもたらしてくれる。岬と一緒にいるだけで心が暖かくなることを、言葉だけでなく、伝えられたら、といつも思う。 だが、いくら言葉を尽くしても伝え切れない気がして、ありがとう、とだけ囁いた。
(おわり)
拍手ありがとうございます。 今日は風があたたかくて、ついこんなことを。 でも、岬くんは春の精って感じだと思います。
拍手お礼: さくら様。いつもありがとうございます。 アドバイスを取り入れて、今度は、お弁当を差し出している絵にします。お弁当箱がまるで食パンのよう・・・。 屋上の方のコメントは誉め言葉として受け取らせて頂きます。私も彼女が大好きです。 後はそちらにて。
拍手のみの方もありがとうございます。励みになります。 ところで、昨日はそういうイラストだったにも関わらず、拍手が多かったのですが・・・そういうのアリ、と判断して良いのでしょうか?また機会があったら描きたいと思っていますので、制止は今のうちに。
from past log<2009.3.9>
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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