リンク先のさくら様から頂きました?! もう見せびらかしたい気持ちでいっぱいなのです。


服装で分かる方もおられるのでは。 そうです。大空家中沢家結婚式の時の衣装です。 うちでは 「そうありたいね」 「困った人」 「ガーデンパーティー」で書いたのですが、それをイラスト化して下さいました!! もう、どうやって、この恩に報いて良いのやら、分かりません。 とりあえず、東に向けて拝んでおこうかと思います。 ご本人は色っぽくない、とおっしゃっておられますが、とんでもない。 とても素敵で、うちのブログにはもったいないです。 特に二枚目が、若林くんの胸元開いてますけど。 でも、すごく男前ですよ。それに、きれいな岬くんの可愛らしい表情が! 叫びすぎてノドからからです。 本当にありがとうございました。
<以下、蛇足> 「翼の結婚式、車で迎えに行ってやるからさ」 「うん、ありがとう。助かるよ」 電話の向こうで岬が微笑んでいるのが目に見えるようだった。大事な友達の結婚式に、駆けつけられないのは辛いから、車を出すくらいで喜んでもらえるとこちらこそ嬉しい。 そして、もう一つ楽しみもある。
「あれ、若林くんは紋付袴じゃないんだね」 迎えに行った俺に、岬は不思議そうな顔をした。 「冗談じゃなかったのか」 苦笑した俺だったが、岬を見返して思わず笑みを誘われる。 岬は礼服を持っていない、と言っていた。親父さんのは使い物にならないだろうし、礼服を持っているような年齢でもない。その割には、きちんと決めたものだと思った。タキシードに、クロスタイにベスト。教会での挙式とガーデンパーティーで、格式ばらない結婚式にはぴったりだった。何より、岬によく似合っている。 「安心した?」 岬が微笑む。
電話で、岬は礼服を持っていない、と聞いていた。 「みんなそろそろ準備始めたらしくて。松山なんか三杉くんに相談したらしいよ」 北海道と東京で何してるんだか。笑う俺に、岬は笑い声を重ねた。 「若林くんは紋付袴なんでしょう?」 「・・・お前まで、若年寄扱いかよ」 俺に対する若年寄扱いは今に始まったことじゃないが、少しはショックだ。 「ごめん。だって、似合いそうだから」 そんなに言うなら、今度着物で襲ってやる。それなら文句あるまい。 「俺はこっちで作ったスーツが気に入っているから、それを着ていこうかと思ってな。礼服だとちょっと堅苦しそうだろう?」 「うん。じゃあ、僕もブラックスーツにしようかな」 「ダメ。岬はタキシードな」 言い放つ俺に、岬は困ったように笑い声をひそめる。買うのも高くつくから、レンタルで済ませるつもりだと言っていた。岬はサッカー選手にしては華奢だから、レンタルでも困らないとは思っていたものの、正装した姿を楽しみにしている俺にしてはつまらない。 「何だよ、それ」 「だって、俺が見たいから」 岬は色が白いから、きちんと黒い生地で、襟を飾る蝶ネクタイとお揃いのカマーバンドで腰を締め付けるのもきっと似合う。その岬をエスコートするのが楽しみで仕方なくなる。 「大丈夫だよ。何とかするから」 電話の向こうで岬が笑う。全国のJリーグのチームに散った他の連中とは違い、岬は復帰に向けて治療中だ。礼服をプレゼントしたいのはやまやまだが、それを岬がよしとするとは思わなかった。プライドの高い奴だから、受け取ることも袖を通すこともしないだろう。たとえ、プレゼントは脱がす為にあるのだと幾ら口説いたとしても。
「岬、すごく似合ってるぜ」 やっと二人きりになったホテルで、そう囁いた。 「ありがとう。タキシードは借り物だけど、小物だけは凝ってみたんだよ」 得意そうに言う岬は、本当に素敵だと思う。与えられる贅沢よりも、知恵を使って整えた身なりで胸を張り、松葉杖で参列するくらいなら、と意地を張って、岬は自分の力で立ち続けた。与えることは簡単だけど、支えることは辛くて、もっと喜びがある。そう教えてくれた岬に、腕を貸せることはとても誇らしかった。 「プレゼントは断られたから、脱がす楽しみくらいは許してくれよな」 いつもより丁重な作業が要求されたことを除けば、二人きりの時間は素晴らしかった。
(おわり)
さくら様、こんなんしか付けられない私をお許し下さい?。 花束は持って行った設定にしていたので、OKです。 呪いは・・・本当にすみませんでした。もうそれが一番申し訳ないわー。 でも、とても素敵な二人で、嬉しいです。 ドキドキしすぎて、照れてしまうのだけは、困っておりますが。 あとは、そちらにて。
拍手のみの方もありがとうございました。励まされました。
from past log<2009.2.9>
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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