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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
メガネ
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。

 部屋に帰ると、岬はメガネをかけたまま、ソファーで眠っていた。手元には本。用事で少しのつもりが、思ったよりも遅くなった。
 岬がメガネをかけているとは知らなかった。細いフレームのメガネは、岬によく似合っていた。起こさないようにそっとメガネを外して、テーブルに置いた。
 岬が目が悪いのは意外だった。遊びに来る度に、サッカーをする。ジュニアユース大会の時も、走り回っていたし、後ろに目がついているのかという位、チームの状況を把握している。
「おはよう」
目を覚ました岬に声をかけると、岬はばつの悪そうに笑い、それからテーブルの上のメガネに気付いた。
「若林くん、外してくれたんだ?」
「ああ」
メガネを取ろうとした岬に近寄る。
「岬目が悪いのか?」
伊達メガネという訳ではなさそうだ。
「うん。ちょっと遠視入ってるから、近くを見るのがね。普段はコンタクト・・・」
メガネを手に説明する岬に、もう少し近付く。
「この距離だとちゃんと見えるか?」
「うん・・・でも細かい表情なんかは・・・」
「そうか・・・近寄るとダメなんだな」
言ってから、唇を奪った。笑っているのは分かっていただろうが、不意打ちだったようで、岬は真っ赤になった。
「若林くんったら、ふざけすぎ」
憤った口調で責められても、可愛いとしか思えなかった。岬はあまり隙がなかった。いつも微笑んでいる割に、ある一定以上近付くことを許さない。その岬がまさか、こんなに簡単にキスされてしまうなんて思ってもみなかった。
「ごめん、何か可愛くて」
「可愛くないもん」
そう言うと、岬はさっさとメガネをかけてしまった。確かに、少しだけ大人びて見えるけれど、メガネくらいじゃ、その可愛い顔もすねているような表情も隠しきれていないことに気付いていない岬が可愛くて仕方なかった。

(おわり)

拍手ありがとうございます。
書くつもりの話、煮詰まりました。仕方なく、代理で。
岬くんのメガネって謎でした。PCと読書の時にかけるメガネ。普段はコンタクト?
それにしても、普段の視野、動体視力等からすると、遠視の方が納得いくので、
遠視設定で書いてみました。
詳しい設定をご存知の方がいらっしゃったら教えていただけるとありがたいです。

目次を頻繁に更新しているのは、携帯だと6記事しか見られないからです。
携帯の方の比率が高いので、一応は気にしております。

拍手お礼:
さくら様。いつもありがとうございます。
感想ありがとうございました。ヨーロッパのバレンタイン事情、勉強になりました。
使えないのが本当に残念です。

拍手のみの方もありがとうございました。毎度励まされています♪

from past log<2009.2.6>
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


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