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夢小説
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。
ワールドユース大会アジア第一次予選。タイを相手にスコアは0-3。チームメイトは特訓により、満身創痍で、更にエースの翼が負傷。さすがに医務室で消沈する翼に声をかけた相手がいた。
「翼くん」
懐かしい呼びかけに、翼の意識よりも先に、身体が反応した。
「岬くんっ!」
慌てて起き上がろうとするのを押し止めて、岬は天使のような笑顔を向ける。フランスリーグで名を上げ、そのうちリーグアンにも足をかけようかという実力に似合わぬ笑顔は、翼の永遠のパートナーの特徴である。
「俺もいるぜ」
「若林くん!」
その後ろに立つのは、守護神若林。岬の制止を振り切って、翼は岬に飛びつき、若林に手を振ってみせた。
「お前ら相変わらずだな」
こちらも相変わらず、年齢不詳気味に小言を発する若林であるが、その顔は笑っている。
「でも岬くん達は契約で・・・」
最も早く海外に進出した若林は、ハンブルガーSVの正GKの地位を確立しつつある。一方、中学時代をフランスで過ごした岬は、卒業後はそのままパリSGの2部に加入、今や若きエースピエールのパートナーとして、リーグ・アンに足をかけている。その二人が、そう簡単に日本にやって来られる訳もない。
言いかけた翼に、岬は優しく首を振ってみせた。
「大丈夫。待ちに待ったワールドユース大会だもの。それより・・・」
岬は二人に向けてにっこり笑った。翼がそれを受けて、岬と若林に声をかける。
「勝とうね」
「うん」
「ああ」
岬は若林を盗み見た。
岬の許に電話をかけてきたのは、若林だった。
「この前見上さんから電話があって」
見上、の名だけで何の件かはすぐに分かった。
ワールドユースチームに招集されていた若島津が見上に反発して合宿所を出たということと、合宿所から日向ら7人が追い出されたことは岬も聞いていた。チームに三杉も入ったものの、7人もの選手が不在のまま、第一次予選を戦わなければならない、と松山から聞かされている。
「見上さん?招集だね。おめでとう。うらやましいよ。・・若林くん、どうしたの?」
電話とはいえ、二人とも久しぶりの日本語であるのに、殊の外若林の声は沈んでいる。
「もしかして、契約が引っかかってるの?」
よくあることだった。シーズン中の離脱はチームにとって打撃になる。母国の名誉になるならともかく、その障壁となる若林をみすみす参加させてくれるとは思えない。
「それは大丈夫だ。それより、腕が・・・」
「故障の話、聞いた」
クライフォードとレヴィン。そのシュートによって負傷したという話は、次の日に新聞で読んだ。若林に電話しようと思っても、声が震えるのが怖くて、できそうになかった。
「だから、行くのは可能だ。だが」
若林の言葉の続きはよく分かった。応援に行っても役に立たなければ何もならない。
「分かった。僕も手伝うよ」
電話の向こうで、若林が息を飲む。若林と違い、まだチームでの地位が確立しているとは言い難い岬に、チームを抜け出して来いとはサッカー協会も言いにくい。それでも、岬は来てくれる、と言う。
「若林くん、誘ってくれてありがとう」
若林がひどい故障なのは岬もよく分かっている。そして、高いプライドを捨ててまで、自分一人では心もとないからと、岬に応援を頼んできた辺り、さすがに客観的に判断する能力は高いと感心するし、すごい男だと感嘆もする。
その心意気に打たれて、岬も今季いっぱいの契約を、来季まで延ばした。当然、条件アップは望めないが、それでも構わなかった。
「はじまりはいつも三人だね」
翼の言葉に、二人が頷く。
二人の加入で試合の流れは一気に変わった。
「いけっ!」
若林がパンチングで弾いたボールが翼に渡る。マークのきつい中を受け取ったのは岬だった。途中加入だけあって、自分に一番スタミナがあることを岬はよく知っている。そして、そのドリブルが世界に通用することを。その岬を信頼して走り出した翼に、岬はボールと共に駆ける。
「くそっ、どうなってるんだ!」
タイ選手の言葉が理解できればこうなっていたに違いない。翼一人をマークすれば良いものではなかった。
「翼くん!」
岬の放ったパスは見事に翼に渡り、翼のシュートはゴールに突き刺さった。その結末が見えていても、タイチームにはそれを変えることはできなかった。
「よしっ、まずは一点!」
翼の瞳に闘志が蘇っているのと同様、他の選手の目に希望の灯がともっている。もう決して負けはしないことをその輝きは物語っていた。実際、中盤を制する黄金コンビに、鉄壁の守り、そして何より勇気を取り戻したチームの力は大きかった。
翼の1点目の後、黄金コンビのパスプレーの後、オーバーラップしてきた松山がイーグルショットで押し込めば、その後は三杉がオーバーラップして、ドライブシュートを決めてみせた。
ボランチとリベロの二人がオーバーラップしている時は岬はやや下がって、守備的MFになった。若林が相当無理をしているのは最初のパンチングで分かった。パンチングだけでも、若林の一流さは十分分かるのだが。
ゴールには誰も近付けやしない。次藤と早田の主力を欠くDFに替わって、スイーパーすら務める気でいた。実際は岬のスピードと読みの早さを突破できる選手などいなかったが。
最後に岬のミドルシュートが続き、全日本は4-3で逆転勝利した。
「さすがに日本の誇る三人だよな。あいつら、お前らが出て来た瞬間態度変わったんだぜ」
松山の言葉に岬は苦笑した。
三年前と今と。同じように歓迎されても嬉しさはひとしおだった。三年前とは違い、喜ばれるだけの裏付けのある実力を、岬は自覚している。
「そんなに喜んでくれて嬉しいよ」
微笑む岬に、三杉が微笑みを返す。
「実際、もうダメかと思ったよ。君が天使に見えた」
「若林くんも?」
見るからに天使のような岬の辛らつな言葉に、三杉は小さく笑う。まあ、天使にも色々いるんだろうけれど。
「全日本の守護神」
「納得」
心臓病を克服したとはいえ、まだ無理は禁物。その状態での連日の特訓で体もコンディションもボロボロの三杉には残ったDFをまとめるのが精一杯で、攻撃に転じようにも井沢までいない状態では、人手不足としか言いようがなかった。すべて翼に委ねてしまうのは、三杉のプライドが許さない中、1点でも自分の手で取り返せたことは三杉を安堵させていた。冗談まで口にできるのは、落ち着いた証拠といえる。
「それにしても、黄金コンビはいっそう凄みを増したよな」
松山が言うまでもなく、誰もが感じていたことだった。
中学卒業と同時に名門チームを目指した岬に、誰もが羨望を禁じえなかった。しかも、こうして成果を見せ付けられると。高校3年の新田と佐野を除けば、ほぼ全員がJリーグの選手であるこのチーム。国内では敵なしとはいえ、世界的に見ると、まだ課題は多い。
「早く海外に行きたいよ、俺も」
素直に口にした松山に、石崎が絡む。
「嘘つけ。彼女のいる喜びをえんえん語ってたくせして」
松山光が海外進出するのはまだ先のことらしい。
それでも。大好きな友達と共に戦い、翼の隣を走るのは誇らしかった。そのゴールを守ってくれるのが若林であることも。幸せそうに微笑む岬を、若林は嬉しそうに見守る。岬の支払った代償を、知らない訳ではない。それでも、誰よりもこの場で戦いたかったのは岬に違いなかった。
「次も勝って、第二次予選も、予選決勝リーグも勝って、ワールドユース大会に参加しよう。そして、目指すは優勝だ!」
「おう」
右手を高く突き上げた翼に、みんなが賛同して、拳を上げる。勝利の喜びはそれまでの悔しさも怪我の辛さも洗い流していくようで、陽光の煌くグラウンドで、それにまさる光を放った。
(おわり)
先日「作品DB」というサイトにて「ぼくは岬太郎」のレビューを読みました。
http://www.accessup.org/jmanga/7_Misaki_20Tarou/
ここのレビューの面白さは、「とてもよかった」「よかった」で100%なのに、続編批判が噴出し、怒り口調の方が多いこと。やはり、旧作を愛している人ほど続編への怒りが大きかったのではないかと思いました。
そのうちの、ライトさんという方の文章を拝見し、胸が燃え上がるかと思いました。ドキドキしました。
その感動をSS化してみました。(要はパクリですな)
さすがに細かい設定はいじっていますが・・・熱いです。
引用は避けますが、日本に帰国しなかった岬くんが、そのままチームに入り、プロを目指している。そして、タイ戦で若林くんと共に駆けつけ、危機を救う。青い信号は出てこない、という設定でした。日本に帰ってこない岬くん、は以前から考えていたのですが、タイ戦に駆けつけてくる、という具体的な展開にやられてしまいました。素晴らしいです。そのサイトに登録しなければメッセージを送れないようなので、ここでお礼を。感動をありがとう。そしてすみません。
本当に夢の小説でした。全日本メンバーがJリーグ入りしているのも注目。ただし、日向くんだけはイタリアフラグ残しておきたいので、小泉さん(松本香)が大学に引き留めています(笑)
ただ、こうやってちゃんと書けば書くほど、CP入らないんですけど。せめて二人の信頼関係は押さえました。
from past log<2009.1.29>
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[2009/10/01 03:11]
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