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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
ライジングサン 第80話 感想
連載再開したグラジャン22号の感想記事です。
前回 79話の記事はこちら。

前回、黄金コンビの新必殺技で先取した1点を、若林くんが守り切ったところから続きます。
今回の表紙も若林くん。やはりドイツ戦では若林くんが物語の中心になります。
アニメの若林くんロスを思いっきり癒すつもりでしたが、表紙の若林くんの表情が秀逸で、表紙だけで満たされました(あくまで個人的意見です)。
若林くんから早田くんにパス、早田くんが上がっていきますが、黄金コンビをマークしていたはずのシュミット兄弟がここまで上がって来て、ボールを奪取、カルツにつなぎます。
先日のアニメの小学生編決勝戦、ひどい怪我なのに休ませてもらえない岬くんもいましたが、怪我をしているカルツも同じ状態です。
…全ドイツの代表なのに、こんなに選手層が薄くて良いんでしょうか。
いや、先日も「ドイツサッカーが冬の時代」というネット記事の見出しを見ましたので、これはこれで現実とリンクしているのか。

ですが、若林くんはそのカルツにも容赦がありません。
DF&リベロの守備陣に加えて、GCにも守備指示を出して、守りを固めます。
これには、楊枝を吐き捨てて本気になったカルツも嫌な顔をしています。

そして、この若林くんの動きに、感動している人がいました。(あ、私じゃありません)
片桐さん&賀茂と一緒に観戦している見上さんです。
見上さんと若林くんがドイツに渡って来た頃のことを思い出す見上さん。

以下、見上さんの回想。
若林くんの小学校卒業を待って、ドイツのハンブルクに渡った二人。
見上さんは研修、若林くんはチームに入り、
二人暮らしをしている間に通訳の先生について、ドイツ語を勉強。
研修が終わったところで、見上さんは若林くんをホストファミリーに預けて、さっさと帰国。
若林くんが渡独してから2年位の時に見上さんがドイツを訪れると、
若林くんは身長が10cm以上伸びていて、選手寮に住んでいました。
そして何より選手として大きく成長した若林くんに、見上さんは涙したのでした。

…いや、この回想本当ですか!?
まず、回想の中の若林くんが小さすぎます。
「親子に間違われた」と言いたいだけかも知れませんが、若林くんのデータは
161cm55kg(小学生)→170cm63kg(中学生)。
二人並んでいる図で、若林くんの背は見上さんの3分の2位です。
…見上さん、2m超えていますよ。
そして、161に10を足しても170にはなりません。
日本代表の歴代監督では一押しの見上さんですが…ここまで記憶が怪しいとは。
やはり、病気で倒れて大変だったんでしょうか…。

まあ、そんな見上さんやホストファミリーの感想は置いておいて、若林くん自身も
「ドイツで身に付けたおれのGKスキル、ドイツサッカーへの感謝のしるしは…この試合で…勝つことによって果たす!!」
と気合が入っています。ですが、その気合は一コマで破られてしまいます。
「うちの黄金コンビ」がカルツに抜かれてしまったからです。
いつも無限の体力と素早さを誇る二人が同時に抜かれるのは本当に珍しいので…新必殺技ってもしかして負担が大きいんじゃ…と危惧してしまいました。いや、杞憂だとは思いますが。
カルツはそのままシュナイダーにシュートしますが、若林くんはそのボールを素早くキャッチ。
シュナイダーがゴール前に来た時点で、読んでいたようで、付き合いの長さはあるとしても、本当にさすがです。
ドイツの焦りが更に高まったところで、ドイツゴール前にも焦っている二人が。
カウンターアタックを狙う日向くんと若島津くんが描かれたところで、次回に続きます。


さて、ここからはダラダラと感想を。
見上さんの嘘回想がもう笑いました。
後付け設定が増えていますが、こんな隠し玉があるとは。
基本的には、後付け設定は気にしないことにしていますので、色々見ないことにします。
基本的に無印優先で、他の媒体や後付けについては、美味しいとこどりという方針は変更無しで。
だって、見上さんフィルター、眼鏡が曇ってそうですし。

でも、中学生時代の若林くんの身長はおかしいということは信用してよいかと。
以前の身長考で力説した通り、変だと思います。

そして、もう一つ。
見上さんは「子供のいない私にとってはまさに源三…おまえは私の大事な息子そのものだったよ」と独白しています。
この世界の一つの特徴として、指導者は独身(?)傾向が高いということを、以前から感じていました。
見上さんもそうですが、ロベルトや吉良監督には家族の匂いが一切ありません。
メインのキャラにサッカーを教えるためだけに出てきた感じで、生活臭も薄くて、とにかくサッカーに執着しています。
いわば、サッカーに魂を捧げた先代のような、サッカー精のような存在。
「(家庭円満で)人格的に尊敬される」という日本型の指導者がいない世界なんです。
ですから、指導者の家に泊まり込んで…というのは、島田小の時位しか出てこなかった。
そう思うと、黄金世代が指導者になった時のロールモデルってないんですよね…。
となると、三杉くんはそのままの雰囲気で指導者になるし、岬くんもそのままでしょうし、若林くんもそのままで…と考えると、
次世代の選手はかえって没個性になりそうなほどの個性派指導者たちです。

あと、今回気になったのは、若林くんは見上さんにも失礼だった、という衝撃の事実。
回想の中で、逞しくなった思わず涙した見上さんを若林くんがからかうシーンがあって、若林くん…と思いました。
若林くんは見上さんには礼儀正しいと思っていたので、意外でした。いや、自立した証拠なのでしょう。

そして、今回GCがカルツに抜かれたシーン、若林くんが死にそうな顔をしているのですが。
そりゃ滅多にないことですが、別におかしいことではないと思うのですが…GC好き過ぎじゃないでしょうか。

あと、最後の焦るFWコンビ。
「ここはおれたちの力で相手より先に もう1点取りたいスね」
「そうだな 若島津」
若島津くんが軽い…。
小学生編なら、髪の毛逆立てながら「おれたちの力でもう1点取ってみせる!」だったでしょうに。
日向くんも「当たり前だ!!」とかやっぱり髪の毛を逆立てていたでしょうに。
ずっとハングリーな翼くんって、やっぱりすごい人だな、と思いました。
…って何だろ、この感想。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


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