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「はあっ!?」
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。
「岬、ちょっといいか?」
合流した全日本Jr.ユースチームで、岬に声をかけてきたのは意外な人物だった。
若島津と岬は、明和FCで一緒だったこともあり、知らぬ仲ではない。小学生時代に全国大会で対戦することになったが、その後は挨拶を交わしてから別れた程だ。
「若島津、どうしたの?」
笑顔で返す岬だったが、若島津が一筋縄ではいかない相手だとよく分かっている。そしてそれは若島津も同じだ。それが、わざわざ声をかけてくるとなると、警戒せざるを得ない。
「…お前、また日向さんを狙う気だろ!」
「はあっ!?」
若島津のとんでもない発言に、岬もつい大きな声を出した。
若島津が勘繰るのも無理はない。翼や若林の合流に反発し、反対の意志を隠さなかった日向だが、今回は笑顔で岬を迎えた。
「小次郎を狙うとか、意味が分からないよ」
「その、小次…ごにょごにょ…ってのがおかしいだろ!」
忠誠心のせいか、ごにょごにょでごまかす若島津に、岬はふう、とため息をついた。
「あのさ、そう呼べって言ったのは小次郎だよ。次に会う時には、名字が変わってるかも知れないからって」
若島津の羨望など知らぬ顔で、岬は言い切る。実際、日向家は父親の死亡から色々あった。ちょうどその時期に近くにいたのは岬だった。
「それにしても、日向さんはお前を贔屓し過ぎだ」
若島津は指折り数えることができる。日向の岬贔屓は今回に始まったことではない。小学生時代の全国大会では、使い慣れないフェイントを使ってまでケガをした岬との対決を避けたり、強引な技を使わなかったり、日向は岬に甘いように見えた。
「若島津も知ってる通り、僕が明和にいた頃、コンビを組んでたんだから、親しいのは当たり前だろ」
決してそれだけではないことを当の岬は知っている。日向と岬には、家庭環境の複雑さという共通点があり、日向が他の者にない親近感を抱いていることを、岬は認識していた。ただ、それは若島津が疑うような類いではなく、身内的な感情だ。
「それでも、あんなに素敵な日向さんに好かれたら、その気になるだろ?」
「はあっ!?」
一段と声のボリュームを上げて、岬は聞き返す。
「若島津が小次郎を好きなのは分かるけど、みんながみんな、小次郎を愛してる訳じゃないよ」
若島津の怒りを買いそうな冷淡さで岬は諭す。だが、それは若島津の怒りに油を注ぐだけだった。
「おいおい、翼も三杉も松山も、みんなキャプテンを狙っているんだぜ!お前だって分からん」
その3人とも彼女がいると知っているだけに、岬は若島津の暴論に呆れた。その一方で、若島津の想いを痛感する。
「…それなら、僕のことは気にしないで。付き合っている人いるから」
若島津は日向のこと以外では冷静沈着、理性的である。更に、自分には興味がないと分かっている岬は、一気に事態を収拾させるつもりだった。
「みんな、そう言うんだが、日向さんを前にすると、どうもなあ」
しかし、若島津の執着、懐疑心は岬の想像を超えていた。
「三杉なんか、あんなにイチャイチャしておきながら、日向さんには色目使うんだぞ」
それは君の色眼鏡では、と思っても、口に出さないだけの分別が岬にはある。
岬が恋人の名前を口にして、だからグラウンドで日向に色目を使おうものなら大変なことになる、そちらは人目を憚らないから、本当に大騒ぎになるのだと説明しても、若島津は納得しないかも知れない。だが、違う方向に若島津の気を逸らせるのは間違いないと踏んで、岬はその賭けに出た。
「君が口が堅いのを信じて打ち明けるけど…僕、実は若林くんと付き合っていて…」
「はあっ!?」
相手の話を打ち消す程の大声を出したのは、今度は若島津だった。
若島津は目の前の岬を見下ろす。日向が贔屓をしてしまうのも無理はない程、岬は相変わらず華奢で可愛らしい顔をしている。その気がなくても、岬に好かれたら悪い気はしないだろうと思う。
それに対して、若林は同年齢でも傑出した選手であるが、恋の対象としてはどうか。不倶戴天の敵と見做す個人的感情を割り引いても、確実なことだと、若島津は思った。それでもなお付き合う理由といえば。
「お前、あいつに何されたんだ!?まさか、脅されてるのか?」
「はあっ!?」
今度は岬が聞き返した。若島津が若林に良い感情を抱いていないのは明らかだ。それでも、そこまで言われるとは予想していなかった。
「普通に告白されて、普通に付き合ってるだけだよ」
小学生時代から、どこか通じるものはあった。突然ドイツに会いに行った岬に、若林は満面の笑みで歓迎し、その頃からの恋慕を告白した。再会して数分の暴発だったが、岬も納得できた。
「いや、あいつのことだ。お前にいやらしい気持ちを…」
岬の意図した通り、いや意図しない方向にまで若島津は暴走を始めた。
「若島津、落ち着いてよ」
肩を掴まれた岬が、手を振って若島津を制しようとしたところで、急に引き離された。
「わっ」
片手で軽く受け止められて、その正体を悟る。
「若林くん!?」
時は少し遡る。岬が若島津に誘われて物影に入って行くのを、若林は気付いていた。チームに合流するなり、可愛いと評判になった岬だ。ただでさえ整った顔をしているのが、最近ますます可愛くなったと欲目にまみれた恋人は思う。日向に夢中の若島津であっても、油断はならない。
だが、自分に自信のある岬は、若林に助けられるのをよしとはしない。迷いながらこっそり覗いているところに、日向が通りかかった。
「若島津知らねえか?」
反町に聞いているのを見ていた若林は、日向を巻き込めば、岬を奪回できると計算した。
「若島津はこっちに入って行ったぞ」
日向と若林が入った時には、若島津が岬の両肩を掴んで顔を近付けていた。
「おいっ!」
若林は慌てて駆け寄り、岬を保護した。一方、日向も若島津を押さえる。普段の対立ぶりが嘘のように、見事なコンビネーションに、気付いた岬が笑った程だ。
「岬に何してやがる」
「いや、それが…」
あれだけ岬に強弁しておきながら、日向を前にすると、途端に何も言えなくなる若島津である。
「ちょっと話していただけだよ。若島津が少し熱くなっちゃったけど」
岬の説明に、乱入して来た二人は不審そうだったが、岬の笑顔にそれ以上は何も言えなくなった。特に、遠慮がちに腕によりかかられた若林としては、文句などあろうはずもない。
「じゃあね、若島津」
若林に背中を支えられたまま出ていく岬に、日向が目を剥く。
「若林のやろう、岬にベタベタ触りやがって…」
かくして、若島津の疑惑は深まる一方だったが、岬は相変わらずマイペースで、若林はひたすら幸せそうだった。
(おわり)
拍手ありがとうございます。
アニメで日向くんのひいきっぷりを観ていたら、嫉妬する若島津くんというのを夜中に思いついて、2時間で書き上げました。
相変わらず勢いだけですみません。
以下、コメントお礼。
くるみ様、コメントありがとうございました。
『KIDS DREAM』については、記事通りの感想です。
そんなの出てたんだ…と思いますよね。私もすっかり忘れていましたし。
分かりにくい記事になっていたと思いましたので、少し補足しました。
あまり面白い情報はありませんが、少しでも情報発信をしていきたいと思います。
またぜひのぞきにいらしてください。
拍手のみの方もありがとうございます。励みになります。
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[2018/10/10 22:00]
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