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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
「ちょっと待ってて」
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。

診断メーカーの「僕から君へ、愛のことば」をまた試してみました。

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源岬の愛の言葉:欠けた月に想いを寄せる夜、頬に手を添えて「ちょっと待ってて」
https://shindanmaker.com/435977
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 窓の外の三日月を見遣る。青白い光の先の尖った月はとても冷たそうに見える。
 そして、前に会った時も同じ形だったことを思い出す。…ということは、ほぼ一ヶ月会っていないということ。

 寂しくないと言えば、嘘になる。でも、なかなか会えなくても、付き合うことを選んだのは僕だ。

 いくら好きでも、距離が遠ければ、気持ちも離れがちになる。それを誰より知っている僕なのに、若林くんの告白を断り切れなかった。いつか別れが来るとしても、若林くんを諦めることはできなかった。
 会う時は満ち足りても、寂しさで徐々に月は欠けていく。月は、光を失った後、また満ちてゆくけれど、僕の心は欠けたままで。


 そんなことを考えていると、不意に電話が鳴った。
「若林くん、どうしたの?」
「次いつ来るかと思って」
タイミングが良すぎたせいで、急に笑えて来た。何かの発作かと思う位笑えるのがおかしくて、更に笑えた。
「何かおかしいか?」
「ううん、あんまりジャストタイミングで」
ちょっと待って、と言い置いて、笑いが収まってから答えた僕に、若林くんも笑い声を立てた。
「そりゃ、当たり前だろ?俺がお前をどれだけ好きだと思ってるんだ」
当たり前なんだろうか?こんなにタイミング良く、会いたいと思うなんて。疑問に思う頃には、寂しさも恥ずかしさも鳴りをひそめていた。離れていても心は通じる、なんて思わないけど、離れていて寂しいのは、きっと一緒。
「ねえ、いつ会おうか?」

(終わり)

拍手ありがとうございます。
若林くん生誕祭の直前のこの時期に大風邪をひいて倒れていました。
仕事もさすがの12月仕様。
そういえば、今日は『KIDS DREAM』の単行本発売、最強ジャンプは12月1日、早売りのグラジャン発売…と思っていたのですが、グラジャンをフォローするので精一杯でした。
7日までにもう少しがんばります。
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