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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
完璧に
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。


「責任取ってよ!」
「はあ??」
部屋に来るなり、いきなり大声を出した翼に、若林も負けずに大声で聞き返す。
 合宿所で同じフロアで、二人の日ごろの親しさとはいえ、突然の来訪としては、明らかにおかしい言い草に、若林が訝しむのも無理はない。
 更に、責任を取って、と言ったのが恋人の岬だったなら、若林には何の異存もない。中性的な優しい顔立ちの岬のこと、間違って子供を授かる位のことがあっても良い。若林としては、むしろ望むところで、結婚でも何でもすると言っているが、岬が承諾しない。

「翼、何を言ってるんだ?」
トーンを落として、尋ねた若林に、翼は部屋にあった椅子に座った。
「昨日、岬くんとデートしたよね?俺それで傷ついたんだよ」
「どういう意味だ?ま、ま、まさか岬によこしまな想いを…」
余計に意味が分からない、と若林は語気を荒くして、怒りに顔を赤くする。
 先日、若林は岬とデートに出かけた。デートと言っても、合宿中であるため、目立つ訳にはいかないため、買い物をして、お茶をして来ただけなのだけなので、若林としては消化不良としか言いようがない。
「若林くんって、俺と同じくサッカー一筋なのに、あんなに完璧なデートができるなんて、ショックだよ」
いきり立ってフタを開けてみれば、完全な八つ当たりに、若林は拍子抜けして、ため息をつく。
「そりゃ、岬の好きそうな店の情報は入手しているからな」
「ええ~、若林くんが。意外だね」
あまりに失礼な翼の言い草だが、若林は普段の自分の印象では無理もない、と聞き流した。
「まあ、岬の好みはおさえているしな。傾向がなければ、対策はない」
受験情報誌のようなことを宣う若林に、翼は不満げだ。
「俺だって、岬くんの好みは分かるもん。岬くんとなら、良いデートができそう!」
その台詞が、若林の逆鱗に触れない訳がない。ぎろり、と睨みをきかせて、若林は立ち上がった。
「あのな、翼。岬は手強いぞ」
だが、若林の口調は意外に穏やかで、翼はかえって驚いたように目を見張る。
「岬がフランスにいる時に、会いに行ったら、パリのカフェとか案内してくれた…完璧なエスコートだった。お前にそんな芸当ができるのか?」
「ああ、分かる気がする…」
翼は、案外こだわる質の岬を思い浮かべた。あまり好みでなくても、岬は笑っているだろうが、その不機嫌は時折笑顔の下から漏れていたりする。
「精進するよ」
「よろしい。ちなみに、これは内緒だがな」
若林は、岬が好きそうな情報を三杉に聞いたり、反町から情報を買ったりしていることを白状した。そして、こう付け加えるのを忘れない。
「…岬には、くれぐれも内緒だぞ」
小さな声で囁く若林に、彼が完璧に岬の尻に敷かれていることを実感する翼だった。

(おわり)

拍手ありがとうございます。
GC月間向けに書いたのに、更新を忘れていた話を発見してしまいました。
ごぞんじの通り、GC月間は翼くん岬くんの背番号10と11から、10月11日から11月10日までの1か月をいいます。
…1週間以上遅れですが、来年にまわすと絶対忘れるコースなので…。

ようやく仮住まいへの引っ越しが完了しました。
毎度、予約更新機能に助けられています。
仮住まいはBSが観られない以外は結構快適です。
安心感からか胃痛も皮膚炎も治まり、よく眠れるようになりました。
何より、立地的にとても便利。
この快適さに慣れると、戻ったら不便を感じると思うので、少し困っています。
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