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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
全日本 in FP
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。

 日本のバラエティー番組には、スポーツ選手などが集団で出演する番組があるという。人気アイドルグループが出る、とのことで、合宿所のテレビが占領され、仕方なく部屋に戻った岬に、若林が話しかける。
「岬、そんなのに出演依頼があったらどうする?」
若林から出た思わぬ言葉に、岬は少し苦笑した。普段スポーツ以外にテレビを見る習慣のない岬も、遠征中などにそんな番組を何度か目にしたことがある。オリンピックのアスリート達が、普段と勝手が違うのか、戸惑っている印象が強かった。このチームの仲間も運動神経は折り紙つきだけれど。
「メンバーによって考えるよ」
さっき見た通り、メンバーを六人組と仮定する。体力だけではなく、知力や他の感覚が問われるゲームでは、選抜メンバーのほとんどが適合しないだろう。メンバーによってはさらし者かもしれない。
「そうか?じゃあ、どんなメンバーなら良いんだ?」
岬は少し考え込み、合宿に参加しているメンバーの顔を順に思い浮かべてみた。
「そうだね、知将三杉は外せないし、冷静で頭の良い井沢に若島津、本番に強い闘将松山ってとこ?」
知力判断力と本番への強さ、という観点で選ばれたメンバーに、若林も頷く。岬らしい戦略だ。
「それに岬か。確かにベストメンバーだな」
先程の条件から考えると、岬自身も外せないだろう。
「そのメンバーなら、安心して参加できるし、光栄だよ」
例えば、専門バカの典型のようなサッカーバカの翼や葵、本番に弱い森崎、ミーハーな石崎、喧嘩っ早い早田、調子に乗り易い新田、というメンバーでは岬は承知しない。
「あれ、一人足りないぜ」
指を折って数えた若林に、岬が微笑む。
「あと一人は若林くん、だよ」
「俺、か?」
岬の笑顔に、若林は少し奇妙な気がした。他のメンバーは岬らしく吟味をした感が強い。信頼感という意味でも、若林の評価もそう変わらない。しかし、試合ならともかく、クイズ等を含むゲームと自分はそぐわないのではないか。
「そう。若林くんって、僕にとったら決勝要因って感じなんだ」
先程のごく客観的な意見とは大きく違う、きわめて主観的な意見に、若林は顔をほころばせる。自分にとっても、岬はそうだった。いざという時に頼りになる仲間、に対する信頼はどこか特別で。
「岬、何だか嬉しいぜ」
頬を寄せてくる若林に、岬は頭の中でメンバー変更を考えていた。サッカーの試合ではごまかせても、この抱擁はきっとまずい。
 そして、もし将来出演依頼があっても、絶対に受けまいと思う岬であった。

(おわり)

拍手ありがとうございます。
お正月早田くんスペシャル2。この時期スペシャルを放送しがちな某友達公園より。

 個人的にはメンバー案2が是非見たいです。
 ボディ&ブレ・・・。
早田「翼、次はちゃんと答えてや」
葵「翼さん、頼みますよ」
司会「はい。では第3問です。翼選手といえば、静岡出身ですが、静岡県産の名物を3つお願いします」
翼「清水エスパルス、ジュビロ磐田、エコパスタジアム」
早田「何やねん。真面目に答えろや!」
司会「ジョギングマシーンから勝手に降りないで下さい!ピピー」
新田「早田さん、戻らないと、またレッドカード出されますよ」
早田「または余計や!」
ホッケー。
早田「よし、ホッケーは任せてえな。ほら、かかってこいや!大阪の笑いを教えたるわ!」
翼「俺のシュートを受けてみろ!」
森崎「(ガタガタ)もう、こっちには飛ばすなよ」(1回当たった)
石崎「頼むから、相手にケガさせないでくれよな」

 日本中の女性をうっとりさせながら、グランドスラ○確定の案1と日本中を笑いの渦に叩き込む案2。全日本の正しい姿はどっちなんでしょうか。

from past log<2009.1.3>
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