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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
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※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。
僕には、秘密がある。
僕には恋人がいる。
昔のチームメイトと男同士で付き合っている。
そして最近はキス以上のことも少しはしている。
ジュニアユース大会に、若林くんが参加することは知っていた。それが、僕にも招集の話が来て、僕はすぐに若林くんの家を訪ねた。
「若林くんと僕が同じチームに参加するとして」
僕はそこで言葉を切った。
「…秘密は守れる?」
お付き合いを始める時にも聞いたことだった。
僕達は、同じチームにいた期間は長くない。それでも、サッカーという共通項がある分、交遊関係は被っている。
翼くんや南葛SCの仲間。僕達がそれぞれ親しい友人だ。僕達がお互いに好きで選んだことでも、日本はまだまだそういうことに寛容とは言えない。僕だって、フランスに来ていなければ、若林くんの申し出を断っていたかも知れない。
「ずっと好きだったんだ」
ドイツに会いに行った時に、若林くんはそう言った。
雑誌の記事を偶然に見つけたといっても、他の人だったら、国を越えてまで会いに行かなかった。嬉しい気持ちと同時に襲ってきた恥ずかしさを抑えて、僕もすぐに答えた。
「ありがとう。…僕もだよ」
それでも、不安がなかった訳じゃない。外的な要素だけでなく。
「じゃあ、付き合おうぜ」
今にも手を握ろうとする若林くんに、僕は小さく首を振る。好きなのと、付き合うのはまた別のことだ。
「…ダメだよ。僕達、住んでる国も違うし、僕はまた引っ越すかも」
それでも、若林くんは譲らなかった。いつもの通り、意志の強さがはっきり出た面立ちで、それにふさわしい表情を浮かべて、僕の手を引いた。
「それがどうした?俺が自分から告白したのは、お前が最初で…きっと最後だ」
「若林くん…」
力強い言葉に、僕の心は揺らぐ。そのまま、若林くんは続けた。
「お前と初めて会ったのは小学生の時だったな。対抗戦の日に、ボールを蹴って来て。お前があんまり可愛いから、その時から気になって、でも俺カッコつけて名前も聞かなかったから、後悔してたんだ」
僕の恥ずかしすぎる過去も、若林くんは楽しそうに語る。…あの時から、僕も若林くんのことが気になっていた。
「そうしたら対抗戦にお前が出て来て、翼とコンビ組んでて。その時に、岬って名前も分かってな。すぐに覚えた。その時から意識するようになって。SCで一緒になってからは、時々お前のこと見てたんだ」
「時々目が合ったよね」
滔々と続けられる若林くんの告白に、とても気恥ずかしくなる。その一方で、胸の中に暖かいものが生まれた。丸くて暖かいのに、時々チクチクと僕の胸の中で暴れる、何か。
「お前も、時々俺を見てたよな」
広いグラウンドの中で、なかなか目が合うことはない。それでも、僕達は時々通じ合うものがあった。
「うん」
実際、僕も若林くんを見ていたから。石崎くんからは、若林くんは偉そうだと聞いていたけど、僕にはとてもそれだけには見えなかった。確かに態度は大きいけど、その分責任感が強くて、心も強くて大きくて。第一、最初に会った時なんか、ボールをぶつけそうになった僕に、笑いかけてくれた人だった。…気が付くと、時々見てしまっていた。
「お前が転校してから、告白しなかったことを後悔してた。せめて、どこにいるか知っていたら、会いに行けたのにって。それが、お前から会いに来てくれるなんてな」
「若林くん…」
僕だって、若林くんだから会いに来た。見送られることもなく、手紙も書けない、そんな僕を若林くんなら分かってくれるような気がしてた。
「なあ、分かってるんだろ?」
言われるまでもなく、分かっている。若林くんよりも、きっと僕の方が余計に好きで、いつか忘れられるかも知れないとも。それでも、この気持ちは捨てられない。
「…うん」
いつか忘れられることがあっても、この瞬間だけでも良いと思えた。熱っぽく見つめられて、自然に笑顔になった。
「でも、一つだけ約束して」
忘れられても、捨てられても、僕は恨むことはしない。絶対に若林くんを守る。
「…このことは、誰にも言わないで」
いつか別れる日が来ても、誰も知らなければ、若林くんが咎められることはない。
「ああ」
頷く若林くんの逞しい腕に、僕は身を委ねた。
「知られたら、まずいのか?」
僕の問い掛けに、若林くんはそう聞き返して来た。
「君にとったら、スキャンダルだよ。たとえ、一時でも…」
言いかけた時に、若林くんの目の色が変わった。さっき、会ってすぐにハグをして、キスをかわした時とは違い、何だか暗い目だった。
「お前、俺と別れるつもりなのか!?」
大きな声を出されて、どうやら若林くんを怒らせてしまったと気づく。
「ううん、そうじゃないよ」
若林くんを見つめ返す。若林くんは例え怒っていても、怒りに我を忘れてしまうことはない。怒っていても相手の話をちゃんと聞く耳と余裕を持っている。ただ、何事にも真剣なだけ。
「今度みたいに代表で一緒になることもあるから、やりにくいかと思って」
「だから宣言しておきたいんだ。岬は俺のものだって」
…会話は完全に平行線。いや、違うな。若林くん、完全に僕のこと抱き込む態勢だし。
「こういう仲だって、俺は知らせたい」
厚い胸に押し付けられて、窮屈よりも先に胸がドキドキし過ぎて苦しくなる。
「別れるかも知れないのに?」
腕の中で呟いた僕に、若林くんは腕を離した。向き合う形になって、若林くんは僕を覗き込むようにして尋ねてきた。
「…そうか、俺が別れるつもりだと思ってるんだな」
永遠なんてないことを、僕は誰よりも知っている。かりそめでも想いが通じて、君に愛された僕は幸せだった。
「人の気持ちは変わるものだよ。いつまでも、君が側にいてくれるなんて思ってないから、安心して」
笑って言ったつもりだったのに、話している間に、目頭が熱くなる。いつ忘れられても良いなんて、自分についた嘘だった。そんな覚悟なんて泡と消えるほど、僕は若林くんが好きで。
「俺はお前が好きだって言ったろ?離す訳がない」
強く抱きしめられて、溜まっていた涙がこぼれ落ちた。
「俺としては、やっぱりみんなに宣言したいぜ」
隣で寝そべる若林くんは、そう言って僕の髪を撫でた。暖かく大きな手は心地好くて、うっとりする。
「でもやっぱり秘密にしておいて」
若林くんは髪を撫でる手を止めて、不思議そうに僕を見た。秘密、と唇の前に立てた指を掴まれる。
「…人前で君の顔見られなくなりそうだから」
ごく小さい声になった。多分、僕自身の心臓の音にすら負けている。
「岬!」
でも若林くんはちゃんと聞いてくれたようで、そのまま勢い良くベッドに埋められた。真っ赤になった顔を隠そうとしても、腕を掴まれていては、それすらかなわない。
「何でそんなに可愛いんだ!」
「ちょっ…と、もうダメだったら!」
この状態だと、秘密を守るなんて無理かも知れない。
(おわり)
拍手ありがとうございます。
ショッピングセンターで少し懐かしい曲を聞き、そのフレーズで書いてしまいました。
秘密が守れそうにない二人です。
以下、コメントお礼。
くるみ様、コメントありがとうございます。体調が悪くて倒れておられるのかと心配していたので、安心しました。
「好きだと言って」の感想もありがとうございます。
嫉妬する岬くん、私も大好物です。見せないようにするけれど、嫉妬はしてしまうほど好きで、というのが。
それに気付いて、迷いごと強引に抱き込む若林くん、もやっぱり大好物で。楽しく読んでいただけたようで、本当に良かったです。
でも何と言っても、原作の「笑顔の内に秘めた強さを持つ岬くん」が一番好物なので、アニメで見たかったな…。
ラストシーンはもちろん柱の陰です。ギリギリ外から見えるか見えないかの角度で、若林くんが覆い被さるようにふさいでしまっていて、岬くんは逃げることも抗うこともできず、若林くんと向き合うしかなくて…完全に少女マンガシチュエーションですが、源岬には何故か似合うんですよね…。
エネルギーはともかく、萌え補給になると嬉しいです。お互い、毎日頑張りましょう♪
カレーチャレンジへのコメントもありがとうございます。翼くん、まだ袋から出していません。主人公なのに、ごめんなさい…。
拍手のみの方もありがとうございます。励みになります。
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[2018/06/15 22:00]
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