SEO対策
今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
プロフィール
Author:真
源岬人口倍増計画同盟加入
自己紹介ページはこちら
カテゴリ
未分類 (9)
注意・目次・拍手 (39)
宝物 (48)
リンク (2)
お知らせ・拍手お礼・私信・レポート (90)
書いたもの (1060)
キャプテン翼 (137)
アニメ感想 (37)
原作5分ガイド (10)
小ネタ (66)
同人誌アンソロジー特集 (25)
描いたもの (43)
工作 (3)
仮 (0)
源岬について語る (9)
最新記事
ご入室の前に (12/31)
目次:書いたもの (12/07)
更新休止のお知らせ (12/29)
誕生日ケーキ (12/07)
新アニメ感想:第35話 「カミソリパワー爆発」 (12/05)
「ちょっと待ってて」 (12/04)
『サービストーク』 (11/29)
『好きなのにね』 (11/28)
妹め💢 (11/27)
『だいたいそんなかんじ』 (11/26)
リンク
素敵サイト様
素材サイト様
管理画面
このブログをリンクに追加する
メールフォーム
名前:
メール:
件名:
本文:
検索フォーム
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS
ブロとも申請フォーム
この人とブロともになる
QRコード
恋愛経験
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。
「若林くんって恋愛経験豊富そうだよね」
岬に言われて、俺は少々戸惑った。
まず、想いを寄せる岬にそんなことを言われたのがショックだ。…遊んでいるように見えるのか?まあ、実際にそこそこの経験はある。10代で親と離れて海外に行き、そこそこモテたら、タガが外れるのも無理ないだろう?
一方で、普段恋愛に全く関心のなさそうな岬から、そんな話を持ち掛けてきたことに、変に興奮したのも確かだ。ああ見えて、岬も恋愛に興味があるのかとか、もしかして俺の恋愛に関心があるのかと、ひどく気になった。
「人並みだな」
そう返した俺に、岬は不思議そうな表情で覗き込むように俺を見上げた。
テーブルを挟んでいるとはいえ、岬家のテーブルはそう広くはない。頬杖をついて見上げる岬の顔が近い。
「そうなの?」
何気ない仕草ひとつに、引き付けられる。そんなにまっすぐな顔で見られると、後ろめたくないはずなのに、責められている気がする。
岬とこんなにすぐに再会すると知っていたら、心の中に仕舞った宝物のような初恋を、もっと大切にしたかも知れない。
「それがどうかしたのか?」
尋ねた俺に、岬は口元だけの笑みを浮かべた。
「僕って恋愛経験が少なく見えるらしくて」
そうじゃないのか?問い詰めたい気持ちを封印して、頷くだけに留める。
「まあ、転校してばかりだったし、恋愛経験なんてないけど」
岬としては、良い話として話した訳ではないだろう。それでも。
「確かに分かる気がするな。岬はもっとキレイなイメージだな」
「えっ?」
思いもよらぬ言葉だったのか、聞き返した岬を眺める。
柔らかそうな淡い色合いの唇を尖らせている岬を、誰かに盗られることを想像できなかった。誰も触れたことのない甘そうな唇に、奪いたい気持ちは膨れ上がる。
「岬は恋にウツツを抜かしたりせずに、夢を追ってそうだ」
誰も触れられない岬の心の中にあって、ずっと輝きを失わない光。繊細で儚い印象すらある外見にも、意志の強い岬の内面にも、およそ恋愛に溺れる印象はない。
「若林くんは本当に恋愛経験が豊富みたいだね」
からかうように岬が笑う。経験なんか役に立たない。この恋心を伝えることすらできていない。
「恋って、そんなに良いものなの?」
よりによって、そんなことを言う岬に、この気持ちを思い知らせたい。甘くて苦くて、例えようもないような幸せな気分にもなるこの気持ちを、お前に知らせることができたら。今、目の前にお前がいることの喜びを。
「そうだな、岬がいるだけで幸せな気持ちになるな」
「えっ!?」
大きな目を見開き、瞬きをした岬に流し目を送る。
「俺はお前のことが好きだぜ」
初めて会った時から、特別だった。ボールをぶつけて来たくせに、その優しい笑顔で、岬は俺の心に入り込んで来た。そして、その印象は色褪せることがない。
「本当に?」
聞き返す岬の目を見つめた。日本人にしては全体的に色素の薄い岬の目は、少し薄めの茶色で、少し甘そうに見える。まっすぐ向けられる瞳に、もの言いたげに僅かに開かれた口唇は、まるで誘っているようだと思った。
「ああ、初めて会った時からな」
岬が誘っているつもりがなくても、挑むような目に、誘いに乗るしかないとないと思った。まるで陳腐な口説き文句だが、紛れもなく真実だ。
「経験豊富な君が言っても、信憑性ないよ」
いかにも可笑しそうにくすくすと笑いながらも、岬の瞳はまっすぐに俺に向けられている。
「あいにく、今までは向こうから来てくれてたからな。簡単になびきそうにない奴を口説くには、どうしたら良いんだ?」
視線を合わせたまま、岬の肩に手をかけた。引き寄せても、岬は俺を見つめていた。
「僕は、この気持ちが恋なのかも分からない」
柔らかそうで、いかにも手触りの良さそうな頬をほのかに染めて、岬が口にした途端、俺のメーターは振り切れた。いざとなれば、些細な恋愛経験など、何の役にも立たないと思いながら、絶対に嫌われたくない俺は、途方に暮れた。
(おわり)
拍手ありがとうございます。
恋愛経験なくても、天然で誘惑しているような岬くん、というのが書きたかったんですが、やっぱりこれじゃない感が。
以下、拍手お礼
くるみ様、コメントありがとうございます。
何とか復帰しました。無理はしないように頑張ります。
バラエティに富んでいる、というよりは飽きっぽいだけですが…楽しんでいただけると嬉しいです。
拍手のみの方もありがとうございます。励みになります。
スポンサーサイト
[2017/12/17 22:00]
|
書いたもの
|
トラックバック(0)
|
コメント(0)
<<
アニメ情報来ました。
|
ホーム
|
アニメ化ですか!?
>>
コメント
コメントの投稿
名前
メールアドレス
URL
タイトル
本文
パスワード
非公開コメント
管理者にだけ表示を許可する
[PR]
カウンター
|
ホーム
|
トラックバック
トラックバック URL
→http://sukinamono11.blog63.fc2.com/tb.php/1357-02ca4cd1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
Copyright © 今日のきみとぼく All Rights Reserved. Powered by
FC2ブログ
.