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『関白宣言』
クレスリウム王国さま
の銀月星夢さまに、リクエスト「嫉妬林くん」に応えていただきました。
『関白宣言』
岬と一緒に住み始め、初めて二人揃っての休日がやってきた。
家にいるのが勿体ないほどのいい天気で、暑くも寒くもなく、絶好のデート日和。
だがその日、俺達は外出もせず家の中にいた。
肝心の岬が俺からのデートの誘いをきっぱりと断ったからだ。
岬はさっきから俺の存在を無視している。
全く俺を見ない。
気にもかけない。
当然会話もない。
手持ち無沙汰でやることのない俺は、仕方なく俺から離れたところで動いている岬をただ眺めていた。
こんなに長い間眺めているのにいまだに視線も合わない。
それは岬がさっきから俺ではないものにずっとかまけているせいだ。
にこやかに幸せそうな笑みをそれに向けているのさえ、だんだん腹がたってきた。
恥ずかしがりやの岬は、恋人同士になった今でも、なかなか俺を見てくれない。
俺と視線が合うと、すぐに赤くなって視線を外してしまう。
それなのに俺を差し置いて、いつまでもずっと岬の視線を独り占めしやがって。
もういい加減、待ちくたびれてイライラしてきた。
そんなものより早く俺を見ろ。
お前のそのしなやかな細い手は、俺にこそ何度も触れるべきだ。
「岬、ちょっとこっちに来い。」
ついに我慢の限界を越えた俺は、岬を自分の元に呼び寄せた。
「なあに、若林くん?」
岬は手を止めて、素直に俺の元にやってきて俺を見上げた。
相変わらずとても可愛い。
いや、だが、どうしてもお前に一言言っておきたい事がある。
「…岬、」
俺はもったいぶって、一つ大きく咳払いをした。
「…お前、俺と洗濯物と、どっちが大事なんだ?」
無理矢理怒りを抑え込んでるせいで、かなり低い声が出た。
岬は驚いたように俺を見詰めて、何度か瞬きをしている。
「…えーっと、…」
その後、真剣に考え込むところが博愛主義な岬らしいが、すでに余裕など微塵もない俺は、俺が大事だと即答しない岬に更に苛立つ。
くそ。
この天下無敵のSGGKの俺が、こんな洗濯物ごときに圧勝できないだと…?
「…どっちも、大事だよ。」
「………」
…俺は、洗濯物と同等だったのか。
咄嗟に、いま岬に畳まれたばかりの洗濯物をバラバラに崩してやりたいという衝動が沸き上がったが、それは流石に大人げないと判断してぐっと我慢した。
「…俺じゃないのか?」
「若林くんも大事だけど、洗濯も大事だし。しないと大変な事になるもの。」
「服なんか代わりがいくらでもあるだろ。俺はこの世に一人だ。替わりはどこにもいないぞ。」
だから、どこをどう考えても俺の方を大事にすべきだ。
「うん。でも、着た物は、溜め込まないで早くきちんと洗って綺麗にしてあげたいから。」
「それにしても、何でこんなに時間がかかるんだ?いつまでも終わらないじゃないか。」
「白物とそれ以外に分けたし、タオル類もまとめて漂白して、今はシーツを洗ってるんだよ。久し振りに凄く天気が良いから、本当はもっと色々洗いたいんだけど。」
まるでどこかの新婚の若奥さんのような甲斐甲斐しさに感激し、いや、だがそのせいで肝心の岬と全くスキンシップが取れないのだと思い直した。
なんとかうまく岬に伝えられないものだろうか。
この背反する愛しさと、切なさと、もどかしさを。
こう、さりげなく、男らしく、格好よく。
「…せっかくの休みなんだぞ、俺はもっとお前といちゃいちゃしたい…。」
我ながら今のはストレート過ぎて格好悪かったような気がしないでもないが、一度口から出たものはそうそう引っ込まない。
「…いつも、してるじゃない。昨夜だって…」
そう言って、岬は恥ずかしそうに頬を赤く染めた。
休みの前とあって、昨夜はベッドで普段より濃密に愛し合った。
だが、その肝心の休みの日に、俺達はまだおはようのキスしかしていないんだ。
さっきから洗濯物ごときに、岬との貴重な休日の時間を奪われ続けている。
「足りない。」
「…え…?」
「岬が足りない。お前の時間を俺によこせ。洗濯は、今度から俺がやる。」
「駄目だよ。若林くん、前に僕の下着を持って、じっと見詰めてそのまま動かなくなったじゃない。」
「見くびるなよ。俺は下着なんかに興味はない。その中身を詳細に想像していただけだ。」
「だから、任せられないんだよ。」
「いいから、お前はもう洗濯物じゃなくて、俺を見ろ。」
「…若林くん…」
「…岬、…俺と洗濯物、どっちが好きなんだ?」
岬を抱き寄せて、おとがいを指先で持ち上げて視線を合わせる。
「…それは、…」
岬はそっと視線を反らした。
「言え。」
俺は再度おとがいを持ち上げて、岬の視線を無理矢理自分に戻す。
もし、俺だと言わなかったら、強引にキスして俺を刻み付けてやるからな。
「………」
じっと見つめていると、岬はみるみる頬を染め、少し潤んだような瞳で、恥ずかしそうに俺の名を告げた。
次の瞬間、歓喜に打ち震えた俺は強引に岬にキスをする。
そして、岬の背後にある洗濯物に勝ち誇った笑みを浮かべ、ようやく心穏やかな気持ちになると、じっくりたっぷり時間をかけて、これから岬の全てを独占することにした。
END
同棲源岬!!!
先日、
クレスリウム王国さま
10周年お祝いで、リクエストを聞いて下さるという大盤振る舞いがあり、これ幸いと「嫉妬林さん」というリクエストをしたところ、こんな素敵なお話をいただきました!!
…洗濯物にまで嫉妬してしまう程、岬くんとデートしたい若林くん、可愛すぎます!天下のSGGKのくせに!
若林くんは絶対岬くんの洗濯物に興味津々ですよね!私も常々そう思っていましたが、その上に嫉妬まで!洗濯したり、洗濯物を畳んだりした後の岬くんの匂いは好きなくせに!と思いながらも、岬くんを愛してやまない嫉妬林さんステキ!
岬くんもやっぱり若林くんに弱いのが、本当に可愛い!家事能力の高さも素敵で、まさに新婚ラブラブ夫婦を堪能させていただきました。自分でリクエストしておきながら、誰に嫉妬するんだろうとドキドキしていたのですが、こんな可愛い展開で、たまたま誕生日(しかも休日!)の朝に目にしたこともあって、とても幸せな気分に浸ることができました。
銀月星夢さま、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
※「嫉妬林」とは…この少し前に、銀月星夢さまが携帯で書いていたGCのエッチシーンが消えるという事件が起こりました。その前の部分の源岬エッチシーンは無事だったことから、嫉妬した若林くんの仕業だろうと特定され、それからついた名称です。
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[2016/10/18 22:00]
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いつもの源岬でした。
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