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5日間の思慕(1)
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。
「若林くんはどうするの?」
Jr.ユース大会に誘われたことを相談した時に、僕の方から尋ねた。問われたくなかったのもある。若林くんは、珍しく曖昧に笑ったようだった。
「参加はするけどな、試合に出るつもりはないぜ」
返ってきた答えも、若林くんらしくなく、曖昧なものだった。
「えっ!?」
若林くんはこの世代だと世界でも有数の実力者と言っていい。まして日本のレベルなら、若林くんが出ないという選択肢はありえない。
「俺は今回は裏方にまわる気だ。なあに、大会は今回だけじゃないし、それよりは今回苦労した方が、次から楽ができる」
若林くんはさらりと言うけれど、それがどんなに辛いことかは想像がつく。そんな決断を下せる若林くんは、やっぱりすごい。
「若林くん、僕できるだけ参加しようと思う」
僕にできることなんて知れている。それでも、若林くんが言えない痛みを、知っていたいと思う。
「僕にできることは、何でも言って」
急に抱きしめられて、戸惑った。顔を上げると、若林くんはとても優しく笑っていた。
「頼りにしてるぜ、岬」
この人が好きだ。僕なんかより、ずっと強い人だと知っているけど、守ってあげたいと思った。
「うん」
だから、少しだけ君の胸に甘えさせて。そうしたら、ちゃんと友達の顔に戻るから。
心は見えない。昨日と違っていたとしても。
再会した時に、胸が痛い程軋んだ。じっとしていられないような、胸のときめきに、恋に落ちたことを思い知った。
嫌われないか、どう話せば良いのか、側にいたいと心は波に揺られる舟のように、たどり着く岸もないまま漂うばかりだ。
「岬」
名前を呼ばれただけで、胸に波立つ思いがある。少しずつ心の表面を削るように、目に見えないまま存在は刻み込まれていく。もし、君のために何かできるとしたら。
結局僕が全日本に参加したのは、みんながフランスに移動してからだった。大会開始まであと三日と迫っていた。
フランスJr.ユースに挑戦して、翼くんに出会って、揺らぎそうだった勇気も補充した。参加したからには迷いたくない。
「よろしく」
松山や南葛の仲間に囲まれながら、周囲の位置関係を把握する。小次郎と若島津はこっちから行けば問題なさそう。小次郎なんか、こっちに来たいのを我慢してそうだし。知らない人もいるけど、敵意を向けてくる人は見当たらない。じろじろ見てくる八重歯の子は…どうやら好奇心みたいだし。まあ、何とかなりそうだと周囲を見渡して、少し離れたところに立っている若林くんに気付いた。
若林くんの言っていたことは本当だった。あれだけ若林くんを慕っていた修哲のみんなが、視線すら向けない意味を笑顔のまま噛み締めた。
練習中に若林くんの怒声が飛ぶ。言っていることは正しい。若林くんが言わなくても、見上監督から指摘があるだろう内容だ。ただ、それを若林くんが怒鳴るから、みんなが反発するのも無理はない。それを分かっていてケンカを売っているのは明らかだった。チーム全部を敵に回しても、やり遂げようとする若林くんの強さには頭が下がる。どうして、分からないんだろう。若林くんの目を見たら、答えは書いてあるのに。
それから、僕も頑張ることにした。若林くんが攻撃した人を慰めて話を聞きながら、違う考えもあることを話す。つまり、若林くんが傷を付けたところに、薬を塗るふりをして、傷口をなぞった。案外簡単に、みんな信用してくれて、僕の「アドバイス」を聞いてくれた。
若林くんには若林くんの考えがあって、やり方がある。それなら、僕は僕のやり方で手伝うだけだ。
(つづく)
拍手ありがとうございます。
Jrユース編の二人を書きたくなったので、これから5日間連載。若林くんのお誕生日祝いなので、いつもより積極的な岬くんで。
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[2016/12/02 22:00]
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