SEO対策
今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
プロフィール
Author:真
源岬人口倍増計画同盟加入
自己紹介ページはこちら
カテゴリ
未分類 (9)
注意・目次・拍手 (39)
宝物 (48)
リンク (2)
お知らせ・拍手お礼・私信・レポート (90)
書いたもの (1060)
キャプテン翼 (137)
アニメ感想 (37)
原作5分ガイド (10)
小ネタ (66)
同人誌アンソロジー特集 (25)
描いたもの (43)
工作 (3)
仮 (0)
源岬について語る (9)
最新記事
ご入室の前に (12/31)
目次:書いたもの (12/07)
更新休止のお知らせ (12/29)
誕生日ケーキ (12/07)
新アニメ感想:第35話 「カミソリパワー爆発」 (12/05)
「ちょっと待ってて」 (12/04)
『サービストーク』 (11/29)
『好きなのにね』 (11/28)
妹め💢 (11/27)
『だいたいそんなかんじ』 (11/26)
リンク
素敵サイト様
素材サイト様
管理画面
このブログをリンクに追加する
メールフォーム
名前:
メール:
件名:
本文:
検索フォーム
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS
ブロとも申請フォーム
この人とブロともになる
QRコード
冬の花火
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。
「お正月に花火を見るなんてね」
岬が目を見張るのも無理はない。ドイツでは、正月に花火をする習慣がある。俺もドイツに来て初めての正月には驚いたものだ。
「日本の正月とは違うよな」
年末に大掃除を済ませ、テレビなんか見ながら、のんびりと過ごす日本の正月とはまるで違う。新年の挨拶を交わしてからは、二人して夜空を染める花火を堪能している。
「そうだね。こんなに賑やかだとは思わなかった」
そう言いながらも、岬の目は遠くで音を立てている花火に釘付けだ。日本の花火程華やかではないにしろ、空を彩る大輪の花は十分目を楽しませてくれる。
「呼んだ理由が分かっただろ?」
俺の言葉に、岬も笑いながら頷く。まあ、それだけでないのも確かだが。
俺と岬とは、恋人関係にある。ドイツと日本でチームに所属しているため、なかなか会うことも難しいが、付き合っている。
今回声を掛けたのも、単に花火を見せたかったというよりは、ニューイヤーを二人で迎えたかったという方が正しい。久しぶりの逢瀬は、雰囲気がある方が良いに決まっている。
「寒くないか?」
カーテンを開けているだけで、夜の冷気が窓に張り付く。部屋着の上から厚手のガウンを羽織らせているが、岬は寒がりだし、今日はいつもより冷える。
「おかげさまで、大丈夫。若林くんがいてくれるからね」
後ろから抱きしめている俺の腕に手を重ね、岬は俺の胸にもたれた。
「それは良かった」
変わったことは要らない。こうして二人で静かに過ごせる、何もない日が一番に思える。そう思えるようになるまで、色々あった。
花火は徐々に静かになり、空にも町にも静寂が戻る。岬は満足した表情でカーテンを閉め切ると、振り返った。
「若林くん、今日のご予定は?」
「岬と寝正月の予定」
肩に手を回し、寝室を指差すと、岬は首だけ回して俺を見上げた。
「新年早々?」
ロマンチックな夜を過ごしたおかげで、少し困ったような表情でいつもよりやんわり咎める岬に、俺はその誤解は解いておくことにする。
「珍しく二人して夜更かししただろ?とりあえず横になるのが一番じゃないか?」
抱いた肩を軽く叩くと、岬は微笑みながら、寄り掛かって来た。
「確かに、そうだね。僕も眠い」
まあ、一度誘い込んだら逃がすつもりなどないのだが。
結局、ベッドから出たのは昼過ぎになった。
(おわり)
拍手ありがとうございます。
ドイツの年明け花火、というネタで。…どこが舞台でも、若林くんはゆるぎない、というネタにもなりました。
今年も一年お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
管理人:真
スポンサーサイト
[2016/12/31 22:00]
|
書いたもの
|
トラックバック(0)
|
コメント(0)
<<
若林源三は左目から紫色の花が咲く病気です
|
ホーム
|
『メッセージカード』
>>
コメント
コメントの投稿
名前
メールアドレス
URL
タイトル
本文
パスワード
非公開コメント
管理者にだけ表示を許可する
[PR]
カウンター
|
ホーム
|
トラックバック
トラックバック URL
→http://sukinamono11.blog63.fc2.com/tb.php/1308-1adcc29f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
Copyright © 今日のきみとぼく All Rights Reserved. Powered by
FC2ブログ
.