今日のきみとぼく足

足

※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。

　文句を言いたくなるのも無理はない。
　若林くんは僕の足を凝視し続けている。

　Jr.ユースの練習を終えて、家に帰ろうとしたところで、若林くんに会った。悪役熱演中で居場所がないからと、若林くんが遊びに来るのは二度目で、まあ気にならない。
　ただ、シャワーの後に、着替えの短パンを履いていたところ、ソファーに座っていた若林くんに手招きされた。
「何？」
近寄ってみると、若林くんは僕の手を掴み、しげしげと僕の足を覗き込んだ。特に太ももを。
「岬の足はきれいだな」
いや、見慣れてるよね、僕の太もも。ふくらはぎなら、百歩譲って分からないこともない。普段はソックス履いているから、日焼けしていないし。
　昨日も合宿所での着替え中に、隣に並んでいた小次郎ともども「えらい色が違うやんか」と早田くんに笑われた位だ。（そして、小次郎と早田くんはもちろん殴り合いになった）
　それでも、太ももは違うんじゃないか？この短パンだと、ユニフォームの方が短い位だし。
「若林くん、僕の足なんか見慣れてるよね？」
今日も若林くんは嫌み罵声怒号のフルコースだった。翼くんと僕には怒鳴って来ないけど、見られているような気はしていた。
「外じゃ触れないだろ？」
当たり前です。若林くんとはキスする仲だけど、誰にも打ち明けていない。訳知り顔の三杉くんを除いては、気付かれてもいないはずだ。足なんか触られた日には、公表するのも同じじゃないか。
「まあ、そうだけど…あんまりじろじろ見ないでよ」
ただでさえ、体格が良くないのは分かっている。背は低いし、筋肉は薄いし、日本人同士でも吹っ飛ばされる軽さときたら、情けない。それなのに人一倍立派な体格の持ち主の発言ときたら…。
「練習中、ずっと触りたかったんだぞ、俺は！」
とんだ逆ギレもあったもんだ。実際、見るだけじゃなくて、触られている。短パンの裾まで入って来る手に、ゾクッとして、裾を押さえた。内腿は特に恥ずかしい。
「足だけじゃなくて、背中も腰も尻も触りたくて仕方なかった」
これは、まずいんじゃないだろうか。若林くんの勢いがすごい。ソファーに押さえつけようとするのを、そのお褒めにあずかった足で処理することにした。フィールドプレーヤーの脚力を舐めるな！

　かくして、当面の危機は脱した訳だけど、今後の付き合いをどうしようか、悩むところである。

（おわり）

拍手ありがとうございます。
「魅惑の太もも」という単語を思いついたので、書いてみたのですが、修正タイトル思いつかないまま、ツッコミ太郎で。脚力は舐めていないと思いますが、舐めまわすような視線だったのではないかと思います。

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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック

[2016/10/24 22:00] | 書いたもの | トラックバック(0) | コメント(2)

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素直に
やっちゃえばいいのにー(・ε・)ﾑｰ

[2016/10/24 22:15] URL | みちんこ。 #ntbreMG6 [ 編集 ]

Re: 素直に
みちんこ様
コメントありがとうございます!!
足触らせちゃってる時点で、半分許してしまってますよね。やってしまうべきだと私も思います（笑）

[2016/10/25 21:15] URL | 真 #- [ 編集 ]

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