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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
超短編 詰め。
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。
今回は短いので、2編詰め合わせ。

◆防犯カメラ

 以前から友達に勧められていた防犯カメラを、インターホンとドア周りに付けてみた。携帯電話のアプリと連動しているタイプで、リアルタイムで見ることも、録画もできる。うまいタイミングで間に合ったものだ。

 岬がもうすぐ来る。

 岬に会うのは久しぶりで、待ち切れずにスイッチを入れる。

 やがて、俺の家の前に岬が現れた。機嫌が良いことは歩き方からも分かる。鞄と荷物を一まとめにして、左手で抱えると、岬は髪を軽く整えた。

 しばらくして、インターホンが鳴った。今度は俺が笑いを堪える番だった。
 ドアを開けるなり抱き着いた俺に、岬は真っ赤な顔をして抗う。どれだけ必死に逃げようとしても、逃がす気はなかった。

 インターホンを鳴らす前に、少しだけ顔を引き締めて、せっかくの満開の笑顔を隠した姿なんて見たからには。

 どこまで可愛いんだ、岬。

 その動画は永久保存第一号となった。

(おわり)


◆合体技

「何だ、またあいつら・・・」
合宿所の談話室のテレビで朝からアニメが流れているのは、アニメ勢がじゃんけんで勝ったためだ。ヒーロー達が合体技で敵を倒すと、歓声が上がった。
 その声をたまたま耳にした若林は隣の岬に説明を求め、説明を聞いた後は、やれやれと息をついた。
 が、ふと思いついたことがあり、若林は隣を歩く岬の顔を覗き込んだ。
「合体技って響きは良いな」
ニヤつく若林に、岬はわざとため息を混ぜて、挑戦的に見上げてみせる。
「ツインシュートで十分だよ」
ぐうの音も出ない程的確な反論に、若林は少し悔しそうな顔をした。が、すぐに気を取り直した様子で岬の肩を抱く。
「それに、いつも俺と一つになってるしな」
岬は涼しい顔で、その手を抓ると、肩から跳ね除けた。
「僕は、君と一つになりたくはないよ」
笑いが消えた若林の隣を、岬は足早に追い越し、くるっと振り返った。呆然としている若林に、手を差し出す。
「手を繋ぐのは、相手がいないとね?」

 その後、岬が若林に拉致されたのは言うまでもない。

(おわり)

拍手ありがとうございます。
長編に伸ばすのが難しそうだったので、短編詰めに。

以下、コメントお礼。
岬くんbot管理人さま、本当に大変な中、コメントありがとうございます。
若林くんは一つ手に入れて終わりではなく、更に上を目指すタイプだと思います。「ずっと守り通す」ことは本当に難しいと思いますが、きっとやり遂げてくれると思います!
またツイッターの方にもメッセージをさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。

おりょうさま、いつもありがとうございます。
「いて座力」!素敵なワードをいただきました。岬くんが放浪しても、どこまでも追いかけて行きそうな若林くん、やっぱり素敵だと思います。
やっと休みなので、今晩ご連絡させていただきます。よろしくお願いいたします。

拍手のみの方もありがとうございます。励みになります。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


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