※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。 「はい、どうぞ」 若林くんが入れてくれたコーヒーには、可愛いハートが浮かんでいた。いつもはブラックなのが、今日はカフェラテ風だ。 「これどうしたの?」 思わず尋ねると、若林くんは茶目っ気たっぷりにウインクしてみせた。 「良いだろ?ラテアートやってみたんだ」 やってみた、というレベルじゃない。忙しいくせに何やってるんだか。ふわふわの泡が美味しそうに見える。 その上、僕が持って来たチョコレートと、ハートマークのカフェラテは見た目からも完璧な組み合わせだった。さすがのセンスに脱帽しながら、見事なハートマークをいただく。 「おいしい!」 カフェラテかと思っていたら、もっと甘い。チョコレートの味がするから、カフェモカ風だ。 「だろ?ココアパウダーも振ってあるぞ」 ・・・ここでもきちんとバレンタイン仕様らしい。得意げな笑顔に、僕もつられてしまう。それ位甘くて美味しい。 「岬がチョコレート持って来てくれるんだから、ただ待つのも性に合わないからな」 僕はいつ行くとはなかなか言わなかったのに、用意をしてくれていたらしい。・・・チョコレートを買うのが恥ずかしかったことは、もう忘れてしまおう。やっぱり来て良かった。 「ありがとう。今年のチョコレートは特に美味しいよ」 コーヒーが冷める前に、素早くキスを交わした。色々な甘さが、混じり合って溶けた。
(おわり)
拍手ありがとうございます。 先日、動画で簡単ラテ風を見ました。それとカフェのココアやカフェモカ(チョコ入りのコーヒー)をイメージして書きました。 話は甘さが足りませんが、このコーヒーとチョコレートは相当甘くて美味しいと思います。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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