※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。
岬は気付いていないらしい。
一緒に台所に立って、洗い物をしている。洗ってくれているのは岬で、拭いて棚にしまうのは俺の役目、と最初の時に決定した。まあ、俺の家であるし、高い場所に片付ける物もあるので、その方が合理的だ。
そんなのんびりした時間に、岬が鼻歌を口ずさむ時がある。
岬に鼻歌を歌うくせがあると知ったのは、岬の家に行くようになって、しばらくしてからだった。フランスの部屋にラジオがあって、岬も時々聞いているとは言っていた。おそらくつられるように、機嫌の良い時には歌うくせがついたのだろう。何せ、メロディーが大体シャンソンっぽい。岬の優しい声で、甘えて鼻にかけたような鼻歌を奏でられるのはなかなか素敵で、俺は大体黙って聞いている。
それが、最近は俺の家でも歌うようになった。おそらくリラックスするようになったんだろう。シャンソンを聞く趣味のない俺としては、知らない曲ばかりなのが残念だが、よく考えたら、日本の歌謡曲もほとんど知らないので、そう気にならない。
岬が俺の家でもリラックスして、自分の家にいるように寛いでくれていたら、嬉しい。それ以上に、歌を歌わずにはいられない位楽しいと思っていてくれたら、嬉しい。そんなことを思いながら、今日もひそかにさえずりのような歌を聞いている。
（おわり）
拍手ありがとうございます。
昔の大好きな同人誌で、心細いと『トロイカ』を歌う岬くんというのがありまして。じゃあ、鼻歌くらい歌ってくれたら良いな、と思います。それで、こっそり『聞かせてよ愛の言葉を』なんて歌って、若林くんが声をかけてくれるのを待っていたら良い。
以下、拍手お礼
桐乃様、いつもありがとうございます。
今回はお嬢さんがいっしーをほめて下さったそうで、嬉しいです。
Jマスコット総選挙に出たら、それこそジュビロくんに怒られそうで。
石崎くん本人よりグッズの売り上げの良さそうないっしー。またそのうち、ネタができたら登場させたいと思います。
拍手のみの方もありがとうございます。励みになります。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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