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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
本末転倒
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。

「若林くん、応援に来たんだよね?」
ソファに押し倒されて、岬はもがくものの、力の差は大きい。
「久しぶりにお前の動くの見たら、我慢できなくなった」
俺のオフに、たまたま岬の練習試合が重なった。応援に来たはずが、押し倒されて、迫られている状況に、岬は必死でもがく。
「明日試合なんだよ!ダメだったら」
首筋を舐めあげられて、抗う声も甘くなる。冷たい舌の先が、火照る肌を滑って、蕩かす。
「岬、可愛いな」
抗いながらも、上着の裾から忍んで来た手の感触に、ぞくっと身を震わせて、岬は潤んだ目を向ける。その様子も愛しくて、ついいたずらが止まらない。
 掴んだ手首も汗ばんできている。うっすらと色付いて来た肌に、どこで自制をかけるか考える。最後まで、とは言わない。だが、せめて岬からのキスはいただきたい。
「岬、じゃあ・・」
言いかけた時だった。岬が少し足を動かした。可動範囲を確かめてから、俺の足を狙う作戦だろう。
「愛してるぜ」
柔らかい耳たぶにキスをして、離れた。必殺の蹴りが見破られるとは思わなかったらしく、岬は驚いた様子で身体を起こした。
「っもう、そんなことばっかり」
いつものように言ったものの、動揺しているのは明らかだった。別に変なことを言った訳ではないが、俺が素直に引き下がったのが淋しかったのかも知れない。明日に負担をかけさせないために我慢したのが、これでは本末転倒だ。
「だから、楽しみは明日までとっておくな」
「うん。勝ったらね・・・」
少し機嫌を直した岬にキスをして、岬のチームの勝利を心から祈った。

(おわり)

拍手ありがとうございます。
いつも通りの話です。
以下、拍手お礼。
桐乃様、いつもありがとうございます。あのタイトルをそんなに気に入っていただけるとは。自画自賛になっちゃいますが、松山くんにはピッタリですよね。そして、こちらこそ三杉くんの二つ名に痺れました。面白い!書けたら書きます。

拍手のみの方もありがとうございます。励みになります。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


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