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今日のきみとぼく
源岬への愛だけで構成されております。
夢五夜 第三夜
※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。
※例によって昨日の話とは繋がっておりません。


 こんな夢を見た。

 急に時間ができたから、若林くんの家に行くことにした。若林くんの為に買い物をして家に向かうと、若林くんは家にいた。
「偶々オフになったから、片付けてたんだ」
「いつもキレイにしてるよね」
余り知られてはいないけど、若林くんは結構マメだ。清潔にしているだけでなく、カーテンやソファーカバーは季節で替えているし、ランプやクロスもよく変わっている。日本の家から取り寄せたり、それでもない時は、注文して設えるのだと言っていた。
「来る楽しみが増えると思わないか?」
そう言って笑う顔につられて、僕は頷く。例え若林くんが僕の家みたいに殺風景な部屋でも、会いに来る楽しみは余り変わらないとは思うけれど。
「それより、岬・・」
肩に手を置かれて、いよいよその時間が来たことを悟った。背中に手が回され、抱き寄せられて、手を付いたベッドに何かあるのが分かった。それは人の足に見えた。
「えっ?えっ?」
手を伸ばし、凝視してその正体を知るまで、そう時間はかからなかった。
「何これ」
触って、どうやら人形らしいとは分かった。問題はそれが人間くらいの大きさがあり、サッカーのユニフォームを身につけていて、背番号が11番であることだ。
「いや・・・なかなか会えないし・・・」
髪型や顔立ちも僕に似ている。精巧な作りなのは一目で分かったが、首筋にある小さなホクロまで再現されていたことには、思わず叫び声を上げそうになった。

 浮気をしていないのは明らかだった。クローゼットにユニフォーム違いが数体置いてあったのには困った。でも、全部僕だった。

「君って本当に・・・」
許すとか許さない問題ではない。凝り性の若林くんらしいと思うことにする。それくらい、僕に似ている。
 とりあえず、見付からないように気をつけるよう釘を刺した。
 SM趣味があるらしいことは、気付かない振りをして。

(おわり)

拍手ありがとうございます。
少し不気味な話を。濃い目に書くと大変なので、薄くしました。

先日COLORS さまの桐乃様から「幸せな時間」という素敵なお作をいただきましたので、お返しになるかは分かりませんが、リクエストをお受けいたしました。「イチャイチャしている源岬」・・・リクエスト返しでしたとも。お送りするのが大変遅くなってしまったのですが、本日UPいただきました。こんな話を書いている傍らなんですが、一応イチャイチャ頑張りました(当社比)。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック


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