※女性向け二次創作です。苦手な方はご注意ください。 今日、興味深いニュース記事を見つけました。 「スポーツ選手の“真面目な”性行為事情 妻向け講義するプロ野球球団も、成績大きく左右」 (消えている場合はこちら) 記事の中の「今年、サッカーFIFAワールドカップブラジル大会でメキシコ代表チームのエレーラ監督が『(大会中に選手は)禁欲的に過ごしても死にはしない』と会見で発言し、事実上の性行為禁止令だと一部で話題となりました」の部分に吹き出しそうになりました。ということで、明日も仕事なのですが、急きょ更新。
「岬、この前試合見に来てくれって言ったけどな」 「うん。チケットも送ってくれたしね。楽しみにしてるよ」 電話の向こうで微笑む岬の表情が手に取るように分かる。因縁深いバイエルン・ミュンヘンとの試合。今回は岬の日程も合って、やっと応援に行けると楽しみにしてくれていたのだ。 「・・・会うのは延期にしても良いか?」 「どうかしたの?」 試合に誘うのさえ口実のように、いつもは誘い出した岬との逢瀬を、目いっぱい満喫する俺らしくない言葉だ。自分でもそう思う。ましてや、岬は不思議に思うに違いない。意外、を通り越して心配そうな声を出した岬に、俺は素直に事情を話すことにした。 「それがな、監督がこの試合と次の試合が終わるまでは禁欲しろって言い出して」 「うん、それで?」 あっさりと聞き返した岬に、絶句した。そんなこと分かっているだろうに。岬と会ったら、当然抱きしめたい。嬉しそうに笑う花のかんばせに口付けて。その後は当然、求めたい。 「お前が来てくれるのに、何もできないんだぞ?」 「別に良いんじゃない?試合観に行くだけだし」 そっけない岬は、きっと何も分かっていない。 「お前を見て、我慢できるわけがないだろ」 好きな相手が会いに来てくれる。俺は行為そのものも好きだが、好きな相手との行為ともなれば、特別だ。自制心には自信があるが、こと岬に関しては、我慢できそうにない。だが。 「・・・そんなこと言われたら、会いに行けないじゃない」 岬がまさか拗ねたような声を出すとは思ってもみなかった。ほんの一瞬で、気持ちは翻った。 「俺だって、会いたいに決まってるだろ」 できるなら、今すぐどんな顔をしているか見に行きたい。きっと言ってから真っ赤になって、口を押さえて、座り込んでいるに違いない。 「じゃあ、行くね」 「ああ、待ってるな。俺は禁欲中だから・・・岬に頑張ってもらおうかな」 「え・・・何それ」 「・・・冗談だよ。じゃあ、おやすみ」 折角だから普段見せてもらえないことを、と思ったがやめた。そんなことをしたら、間違いなく禁欲の誓いは守れない。
それよりは、試合の日までに押しかけてやろうと決めた。
(おわり)
はい、以上です。即興で書いたので、誤字脱字はご容赦ください。 風邪気味なので、早く寝ようと思ったのに。萌えって怖い。では、おやすみなさいませ。
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テーマ:キャプテン翼 - ジャンル:アニメ・コミック
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